僕らの日常 ２

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大毅side


直腸診も終わって、結果も問題なしでもう帰ってええよって言われた。



でも、疲れ切った小瀧は待合室で爆睡中...(笑)



肛門科とかそっち系やからか、


若い人はほとんどおらんくて顔バレの心配はほとんどいらんし、


席もあいとるけど、いつまでもおるわけにはいかへん。




「こーたーきー、帰るでー」



さっきと同じように体を少し強めに叩く。



望「ん゛〜...むりぃ。 おしりびりびりするぅ...あるけへん〜...」



あぁ、抱っこしろってことか(笑)


ちょっと遊んだろ(笑)




「は？ なんやねん。 こっちも忙しいねんて、はよしいや。」



ほんまは全然怒ってへんけど、怒ってるふりをする。



そしたら、


望「ごめんっ...」



一言呟いてスッと立った。


でも、歩かれへんのはやっぱり本当で、すぐによろけてコケる。



「こたき、」



そろそろ言ったろうと思って声をかける。



望「ふっ...ぐすっ...

　 ごっ、めんっ...なざっ...

　 あるげっ...るがらっ...ぐすっ...はぁはぁっ...」




あかん。

やってもうた(笑)



「ごめんごめん！(笑) ウソやから！ 大丈夫やで、大丈夫。 怒ってへんよ！」



望「ほんまにっ...？」



「ほんまっやって！ 怒るわけないやん！」



望「んっ...うわぁぁぁっ...やってぇっ...しげがぁっ...うぅぅ...」



「もー、泣くなって！(笑) はら、乗ってええから。」



尻がしびれてんならさわらん方がええと思うから、おんぶにする。


いつもこんなに痛くて苦しい思いしてたんなら、もっとはやくから一緒に行ってたらよかったな...




END.

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