僕らの日常

我慢 ページ3

望side


“ あれ? トイレ行きたいかも ”



そう思った時にはもう遅かった。

トイレに行きたいとかあんま分からへんから気付いた時にはお腹も張ってて、動いたらもう漏れそうやった。


急いでスマホで何時にトイレに行ったか確認すると、朝の8時やった。

今は12時前。

4時間か...。


今日は体を動かすロケで水とかも結構飲んでるから普通やったら既に一回は言ってるはずの時間。



やばいな...


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流星side


楽屋での休憩中。

望の様子が変。


『ケータリング行こ』とか言うても、『う〜ん…』みたいな曖昧な返事ばっかで立ち上がる気配がない。



心配に思って近づいてみると、アソコをギュっと握っとる。


あ、そろそろトイレか。

8時に行ったって言うてたもんな。



「望ー、トイレ?」


望「うん。 せやねんけど...」



頷いたは頷いたけど、やっぱり曖昧な返事。



「ん? 時間的にもそろそろやろ? 一緒に行こ?」


望「行きたいけど...結構っ..やばいかも。」



あぁ、もっとはよ声かけとけばよかった。

アホやな、俺。



「大丈夫やから。 とりあえず支えるから立と?」



支えて、トイレまでの道のりをゆっくり歩く。

けど、俺の服を握る望の手は汗でびっしょりやし、力んでもうてなかなか進まれへん。


もうお姫様抱っことかした方がはやいかな?



なんて考えとったら、



望「ふぁっ！? あ、あ、、ぁっ」



肩に乗せてた望の手がスルリと抜けて、しゃがみ込んだ。

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