異世界転移したのはいいが、特典は特になし。 (ページ36)

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先程もらった花は部屋に飾った。

ラドの魔法はなかなか成長しないけど、やってて楽しい。

たくさん努力してるから、いつか実を結ぶときを楽しみにしてる。

私が帰るまでに終わればいいが…。

なんて…。さすがに…ね。

そして私は今は、図書室にいます。

ここにはたくさんの本があって、さすが一国の王子なだけあるなと思います。

レイモンドさん曰く、本の多さはこの国では一二を争うともいってたし。

でも、本の多さの割に、ここにいる人はレイモンドさんとキャサリン、そしてラドと私しかいないんだよね。お金がないのかな。

そんなことを思いながら、本を選んでいると、

「異世界初心者のそこの君、元勇者の俺がわかりやすく魔法について教えてあげよう。

……

……。

…え、これ題名？」

いや題名長いわ。ラノベかっての。

作者:元勇者の俺

うん。そうだろうと思ったよ。

まぁ、内容はわかりやすそうなので読んでみることにした。