29※少しGL要素注意 飛ばしoκ ページ30
キャサリンさんがゆっくり近づいてくる。
思わず後ずさる。
キャサリンさんの笑顔は、多分世の男共をイチコロにしてしまうであろう色気を纏っている。
そういえばオリヴィアさんに言われたわ。ある程度警戒しなさいって。
ど、どうしよう。
「とっても無垢で純粋で可愛らしい。
ほら、顔を赤くしちゃって
……食べちゃいたいくらいです。」
手を壁に押さえつけられる。案外力強く、外せない。
鼻先にキャサリンさんの顔があり、じっと見ていたら、吸い込まれそうな瞳、思わず目を逸らしてしまう。
顔が自然に紅くなるのを感じる。
………
…て、ちょっと 、待ってなにこの展開。
「………………なんて。冗談ですよ!!カオル様はラドルファス様のものです!殺されちゃいますぅ。安心してください。手出ししませんよ!」
うぇるかむじょーくでーす、とかいってたけど、
いやほんと心臓に悪い。
そのまま満面スマイルまま、ごゆっくりーといってキャサリンさんは出ていきました。
「いや、キャラ濃いわ。」
おうち帰りたい。
▫▫▫▫▫▫
部屋が大きすぎるので間取りを確認した。
ゲストルームのはずなのに…。階級が高いとこうなるのか。
部屋は3部屋に区切られてて、浴室とトイレと今いる部屋だ。
今いる部屋はさっき見た通り、天蓋付きベット、大きな窓とベランダ、豪華なドレッサーになんか高そうな彫刻とか、大きなソファ。照明は、シャンデリア。
女の子なら誰でも憧れるような部屋だ。
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作者名:Chiroru | 作成日時:2019年1月3日 15時