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「……あ、あの、私、こんな服とか持ってないんですぅ…!こんなフリフリした服、人前で着たことないですし…。」
とあたふたし始めた。
ちょっと待ってなとオリヴィアさんが手鏡を持ってきてくれた。
そして、サクラちゃんが、おそるおそる手鏡で自分の顔を見た瞬間、
「………だれぇーー!!!!!!?」
とまたあたふたし始めた。
「ほう、やはり見た目が変わるのが一般的なのだな。」
と観察しているオリヴィアさん。
もしやこれがよくいう異世界転移特典!も、もしかしたら、私も何か変わってるのかもしれない。
と思い私もおそるおそる自分の顔を手鏡でみると、
―――見ると…!
――――――何度も見るも…!
うん。特に何も変わっておりませんでした。
ま、まぁ、多分見た目に現れなかっただけで
魔力とか何かしらが高いのでしょう。はい。
「まぁ、もうこんな時間だし、ちゃっちゃっとお風呂に入ってきな。
服はカオルのサイズ的に、男物しかないが、つかってくれ。私のだと大きすぎるだろうからな。脱衣場に下着を置いといてあるからな。サクラとスクルドは先にご飯だよ。」
男物?息子さんでもいたのだろうか?
「ありがとうございます!」
明日はオリヴィアさんが魔法の使い方を教えてくれるそうです。
あの後、お風呂に入る時にもふ子と一緒に入ろうとしたら、顔面に蹴り入れられ逃げられてしまいました。一人寂しく大きなお風呂に入りましたとさ。
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作者名:Chiroru | 作成日時:2019年1月3日 15時