検索窓
今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:17,104 hit

21 ページ22

▫▫▫▫▫▫

オリヴィアさんに色々と事情を説明しました。



「はぁ、それは本当にすまない。ノルン、お前は本当に。…それで、あっちの世界に帰ることなのだが、次の満月でないと帰れないんだ。
それで次の満月なんだが、

____一年後なんだ。


で、魔法が使えないのは、魔力がないのではなく、使えないのだ。
あっちの人間は魔力が比較的高いその中で魔法が使える選ばれた存在が勇者なのだ。
だから、カオルは上手く魔法が使えないのだろう。」


「………。」


「あっちとは時間の流れや、色々違うことが多いからな。」




「………。」



言葉がでなくなってしまう。




「それでだが、一年間私の家でよければ、ここで暮らさないか?カオル。」



「…え、いいんですか?」



「当たり前だ。私とノルンが、責任をもつ。で、1週間後のことについてだが、」



「私ここに残っててもいいですか!?」



「ま、まぁ、それはいいが。」



「ここの森や、周辺を色々散策したいんです!」



お城という堅苦しいところより、色々冒険できた方が楽しいと思った。



「わかったわかった。あ、そうだ、この前言い忘れていたことがあった。」



サクラちゃんが異世界転移してきたときに言わなきゃいけないことあるっていってたっけ。



「ここら辺に最近魔物が出没することが多い。もし、襲われそうになったら、戦わず逃げること。
魔力が高い人間は魔物に狙われやすいからね。」


私が魔法使えれば…。


「わかりました。」









とか、オリヴィアさんの前では、勇者じゃない方がぜんぜんいいです。モブ最高とかいってのけてたけど、



「こんなの、あんまりじゃないかぁ!!!!」





なんとなく自分に魔法つかえないのではと少し思ったときもあった。サクラちゃんがめっちゃ勇者ぽかったしね。


「ほんとにごめんな。申し訳ないと思ってる。」



「もふ子さんは話しかけないでください。」




「う、。」


もふ子は部屋を出てった。
反省しろー。しっかりー。









いやでも、


「異世界転移したのは、ちょっと嬉しいかも。」









そうだ。力がないなら、城に行かなくてもいいという事なんだよ!堅苦しいとこは苦手なのだ。


でもモブなら自由にこの世界を見ることが出来る!ポジティブシンキングだよ!







私はモブAとして頑張ることを決意した。

22→←20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:異世界転移 , 恋愛 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Chiroru | 作成日時:2019年1月3日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。