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ut「アッ、いや、これは、、な? ちゃうねん。」
パッ、とショッピくんから離れ、思わずあたふたしながらやましい事は何もないのに、弁明するような感じになる。
syp「、、もう、終わり、ですか、、?」
思わずショッピくんから離れてしまった所為だろうか。彼は少し目を潤わせてとても残念だと言った顔でこちらを見た。
その時の体制は俺の目線の方が少し彼より高かったため、ショッピくんは俺を見上げるような形になった。
つまり、上目遣いである。
ut「ウグッ」
心臓にクリティカルショットきた。←
zm「あ〜ごめんなぁ、邪魔してもうて。」
そんな事を言いながらゾムはソファの後ろに回ると、ショッピくんをソファ越しにバックハグしながら頭を撫でている。
さてはコイツも寝ぼけているな???
て言うかなに俺のショッピくん奪っとんねん。返せや。()
syp「んへへ。ぞむさんあったかい。」
zm「ングッ」
上を向いてゾムと顔を合わせたショッピくんのゆるゆるな笑顔にあてられたらしいゾムは言葉を詰まらせながら片手で顔を覆った。
分かるぞ、その気持ち。
ちなみにちゃんと写真は撮った。なんなら動画も撮った。
これは基地にいる最近癒しを求めていた苦労人のトントンにでも共有してやろう。
いつも迷惑をかけているのでそのお詫びだ。
zm「それにしてもショッピくん髪の毛細くてサラサラやなぁ」
俺がトントンに写真と動画を送っていると、ゾムがショッピくんの頭を撫でたり弄りながら言う。
syp「でも、おれくせっ毛やし、ねぐせすぐつくから、ぞむさんの方がサラサラでうらやましい。」
少し支離滅裂だが、ショッピくんは普段他人を褒めたりする事がないので、ゾムは珍しく自分の髪を褒めてくれたショッピくんに思わず前から思いっきり抱きついていた。
zm「しょっぴくんが俺のこと褒めてくれた! 」
珍しい、珍しいと騒ぎ立てるゾムに、少し照れているのかショッピくんは整った薄い唇を少し上げて頬と耳を紅く染めていた。
普段はシャオロン直伝の煽りをして来たり、生意気な後輩なのに、この時ばかりは可愛く見えて仕方がない。
俺も参加しようとショッピくんとゾムの頭に手を伸ばす。
zm「お、わっ」
syp「ん」
ぽす、と2人のカフェオレ色と栗毛色の髪に手を乗せてゆるゆる撫でてやる。
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キムチ - 続きが気になりすぎてやばいです (2月19日 8時) (レス) id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
うえ〜い - めちゃめちゃ続きが気になります〜天才ですか? (6月8日 9時) (レス) @page47 id: 3fe700da3b (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - 前のコメントめちゃ勘違いでした。本当にすみません(>人<;) (5月14日 22時) (レス) @page44 id: efc5479664 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - コメント失礼します。この作品が別サイトの作品に凄く似ているので聞きたいのですが、この作品は何か参考とかされてるんですか? (2023年3月6日 22時) (レス) @page6 id: 4475659f7a (このIDを非表示/違反報告)
havix - グハッ!…この作品に撃ち抜かれました…チーン…… (2022年12月26日 20時) (レス) @page47 id: a15aad9fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちりめん しらす | 作成日時:2022年4月24日 14時