番外編 ページ39
サボってすいませんでした。
ちなみにテストはとっくに終わってます。
フィニッシュの意味でも、ジ.エンドの意味でも。
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大先生 side
朝。
小鳥の囀りに耳を傾けながら起床、、なんて少女マンガの主人公のような事はなく、けたたましく鳴る目覚ましにイラつきながら起きる。
徐にシーツと掛け布団がくしゃくしゃになったベッドから起き上がると、ノロノロと手まどいつつも寝巻きから部屋着に着替え、寝起きの悪いしょっぴくんを起こしに行く。
彼は今まで起きるのは早い方だったのだが、日本に来て高校に行くことになり、校区の端にある家から学校までは意外と遠いためいつもより幾許か早く起きなければならない。
そして、しょっぴくんは体内時計がきっちりしている所為でどうしてもいつもとは違う、早めの時間に起きることが出来ないのだ。
別に彼を起こすのはゾムでも良いのだが、真っ黒組織の方を優先しているゾムは深夜や早朝に帰って来ることもあるので、基本的に暇な俺がいつも起こしている。
ちなみに普段のぼくは昼前に起きてます。()
ふぁ、と欠伸をこぼしながら、彼のあまり物が置かれていないシンプルな部屋に入る。
彼が整理整頓が得意なのと、俺の部屋が物を置き過ぎている所為で、余計になんだか寂しく感じる。
ut「しょっぴくーん、朝やでー。」
カーテンをシャッ、と開けると流石超高層マンション。
何にも遮られていない太陽で薄暗かった部屋が一気にトンネルから抜けた時みたいに明るくなる。
その冴えたような明るさに顔を顰めたしょっぴくんがぴくり、と動く。
syp「んぁ、だいせんせぇ、、zz」
ut「ちょっ、起きて! 」
反応したと思ったら、二度寝を始めたので、慌てて掛け布団を引っぺがし、リビングに連れて行く。
彼は手を引けば着いて来るのでまだ良いが、コネシマなんかは断固として動こうとしないので何度見捨てたことか、、
リビングのソファにショッピくんを座らせたところで、目覚ましのコーヒーを後から起きてくるであろうゾムの分も含め、3人分淹れる。
淹れたてのコーヒーをソファの前のテーブルに置いて、ショッピくんの方を見る。
ut「コーヒー置いとくから飲んでな。」
syp「、、わかりました。さめたらのみます、、」
彼は一度身体を起こしたら再度寝ようとはしないが、寝起きのショッピくんはひらがな口調で、ゆらゆら揺れていて、何処か夢心地だ。
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キムチ - 続きが気になりすぎてやばいです (2月19日 8時) (レス) id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
うえ〜い - めちゃめちゃ続きが気になります〜天才ですか? (6月8日 9時) (レス) @page47 id: 3fe700da3b (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - 前のコメントめちゃ勘違いでした。本当にすみません(>人<;) (5月14日 22時) (レス) @page44 id: efc5479664 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - コメント失礼します。この作品が別サイトの作品に凄く似ているので聞きたいのですが、この作品は何か参考とかされてるんですか? (2023年3月6日 22時) (レス) @page6 id: 4475659f7a (このIDを非表示/違反報告)
havix - グハッ!…この作品に撃ち抜かれました…チーン…… (2022年12月26日 20時) (レス) @page47 id: a15aad9fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちりめん しらす | 作成日時:2022年4月24日 14時