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zm side
オッサン「ほ、本日は足を運んでいただき、ま、誠にありがとう、ご、ございます、、」
中にはデb(((恰幅の良い脂汗をしきりにハンカチで拭うオッサンがいた。てか動揺し過ぎやろ。
でも、
いるな。恐らくショッピくんや他の2人も気づいているだろう。
部屋の近くのあちらこちらに刺客の気配がする。
それなりに上手く隠れているが、殺気がダダ漏れだ。
武器はせいぜい銃とナイフか。ガスマスクをしていないあたり毒ガスの使用はなさそうだな、と見当をつける。
やはりただの雑魚か。
バーボン「今日はよろしくお願いしますね。」
オッサン「は、はいぃ、、」
ニッコリと、どこか圧をかけるようにオッサンに挨拶をするバーボンサンは本当に公安の人間か疑いたくなる程に交渉役(物騒)が板についている。
すると、社員からお茶とお茶請けを座っているバーボンサンとジンに出された。
そしてその淹れたてであろうお茶から立ち昇る湯気とともにほのかに香る違和感。
毒か。
バーボン「おや、ありがとうございます。」
バーボンサンがお茶に手を伸ばす。
そこで、バーボンサンの後ろで待機していたショッピくんがバーボンサンの肩に手を置いた。
syp「バーボンさん。それ毒っす。」
バーボン「は?」
その瞬間、バーボンさんの気の抜けた疑問の声と、オッサンの息を呑む音がした。
オッサン「そ、そんなわけないでしょう! 今淹れたばかりですよ!?」
zm「でもここで淹れたわけやないやろ?」
いつでも殺れるように暗器をそっと掴む。
ジン「ほぉ、、」
ジンが目を細めて俺を見る。なんや。
バーボン「では、自分で飲んでくださいよ。」
オッサン「そ、それは、、」
バーボン「出来ないのですか??」
オッサン「ぐっ、、」
恐らく一世一代の目論見だったのだろう。
オッサンはもはや青を通り越して白くなった顔で言葉を詰まらせた。
一応もうひと押ししておこうと、ジンのお茶請けを手に取り食べてみる。
咀嚼すると口内に広がるピリッとした感覚と少しの苦味。
zm「ん。これも毒入っとるわ。」
ジン「もう言い逃れは出来ないな。交渉決裂のようだ。」
ジンはオッサンを追い詰めるように黒い笑顔で言い放つ。
後はこの2人に任せていいだろう。部屋のヤツらも弱そうだし。
ショッピくんにアイサインを送り、俺達はビル内の他の刺客を倒しに行く。
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キムチ - 続きが気になりすぎてやばいです (2月19日 8時) (レス) id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
うえ〜い - めちゃめちゃ続きが気になります〜天才ですか? (6月8日 9時) (レス) @page47 id: 3fe700da3b (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - 前のコメントめちゃ勘違いでした。本当にすみません(>人<;) (5月14日 22時) (レス) @page44 id: efc5479664 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - コメント失礼します。この作品が別サイトの作品に凄く似ているので聞きたいのですが、この作品は何か参考とかされてるんですか? (2023年3月6日 22時) (レス) @page6 id: 4475659f7a (このIDを非表示/違反報告)
havix - グハッ!…この作品に撃ち抜かれました…チーン…… (2022年12月26日 20時) (レス) @page47 id: a15aad9fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちりめん しらす | 作成日時:2022年4月24日 14時