【DC】某名探偵の世界に転生してたとある戦争屋の話。【wrwrd】

2 ページ2

syp side


gr「で、今回3人を呼んだのは他でもない。」


グルッペンさんが最重要機密事項と刻印された封筒と"黒の組織"などと言う巫山戯た厨二病満載の名前が書かれた資料を俺達の前のテーブルに出す。


gr「ちょっとこの組織壊滅して来てくれ。」


zm&ut&syp「「「 は? 」」」


グルッペンさんの背後でトントンさんが溜め息をついた。


tn「詳細はこの封筒の中にあるから。」


ゾムさんが封筒を手に取り、中にある紙の束を取り出したので、俺も横から覗く。

ドイツ語で書かれているためおそらくドイツ政府かドイツのどっかの企業からやな、と目星をつける。


zm「ほーん、、世界各国の治安維持組織や諜報機関が躍起になって追っている、超危険組織、かぁ、、、」


ぺらりと捲られたページをみると、数十人の経歴や画質の悪い顔写真。
正面から撮ったものではないことからおそらく隠し撮りだろう。
その写真の横にはジン、ウォッカ、ベルモットなど、ひたすら酒の名前が綴られている。

この人物達のコードネームだろうか。
酒から名前を取るあたり、やはり厨二病な感じがする。

ふと組織の説明欄に目を向ける。


syp「えっ、、!!? 」


ut「ん? どうかしたん? 」


つい驚いて声を上げてしまったが、これは誰もが俺のような反応をするだろう。


syp「、、この世界中から恐れられてる組織、日本にあるんですか、、、!!?」


zm&ut「「 はぁぁぁ!!!? 」」


グルッペンさんがニヤリと笑った。
また何か企んでいる顔だ。

嫌な予感、、


ut「日本って、げどちゃんの出身国のあの日本!!?」


日本なんて、ひとらんさんから聞いた話だととてつもなく平和で、なにか一つでも武器を持っていた時点で罪に問われ、人を殺したぐらいでニュースになるような平和ボケした国の筈、、


zm「って言うか俺ら日本に行って潜入するん?」


tn「せや。でも潜入って言ったって日本平和やからゆっくり休んできたらええわ。特にショッピくんなんかこの前の長期任務終わったばっかりやし。」


この一言は休暇がなくなって意気消沈していた俺の気力を上げるのに十分だった。
この時はトントンさんが本当に天使に見えた。

3→←1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す