【DC】某名探偵の世界に転生してたとある戦争屋の話。【wrwrd】

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syp side


さて、あとでゾムさんと組織に潜り込む会議をしなければ、と考えてふと気がつく。

ゾムさんが家の中に見当たらない。と言うか気配がしない。

流石にゾムさんに本気で隠れられると見つけられる気はしないが、いくら広い家だと言っても、いつもの基地よりは狭い。

じゃあ外室してるのか?


syp「大先生、ゾムさんは?」


ut「ん? ヨド⚫︎シカメラ行ったで。ゲーム機大量に買ってくるんとちゃうかな。」


syp「あぁ、成る程。」


遊びに日本に来たんだもんな。日本のゲームは凄いと聞くし。今度貸してもらおう。


ーーー


黒の組織の幹部の1人であり、その正体は公安の諜報員であるバーボンは、頭を抱えていた。


安室 side


ベルモットから、今度幹部入りするかも知れないと言う2人の人物について調べろと言われた。

そのため、風見にも連絡して探っていたのだが、情報が全くもって出てこないらしい。
やっとの事で手に入れたのはゾムークと言う男の本名と、ピースと言う男ががごく一般人で、しかも高校生だと言う事だった。


ゾムーク

ロナルド・ゾム


ピース

塩戸平和 pace・Breve(パーチェ・ベレヴェ)
　・帝丹高校2年B組生徒


安室「嘘だろ、、」


こんな歳でこの組織に所属しているんて何か事情があるんだろう。

俺は国民を守るべき公安の人間なのに、こんなに幼い少年1人救えないのか。
その事に胸が締め付けられるようだった。

恐らく近いうちに幹部昇格の護衛任務がこの2人に振り分けられるだろう。
つまり、初めて人を殺す事になってしまうかもしれない。

そこで少しでも躊躇ったりすれば、すぐに用済みとされてしまうのだ。

せめてこの少年だけは何があっても助けたいと俺は決心した。

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