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番外編:霞柱と鳥柱3 ページ48

『・・・ねえ、時透くんの好きな食べ物って何かな?』



「・・・」



『おーい、聞いてます?』



私、鵺鳥Aは人生で初めて御館様からの命を投げ出したいと思っていた。



御館様に頼まれて世話をする事になった子は、時透無一郎というらしい。最初は仲良く慣れるかな?どうかな?とワクワクしてたのに、いざ喋って見ると無言の一点ばり。



今すぐにでも、一週間世話になる先輩にその態度はなんじゃいと噛みつきたい。



恋人でもある私の師範も、かなり拗れた性格だと思っていたけれど、なんかしらの反応があった方がまだ良いと今気がついた。



あぁぁぁと頭を抱えると、私と時透くんの家の分かれ道に着いた。



そこで、初めて時透くんが口を開く。



「じゃあ、また夜に」



『あ、うん・・・』



一応別れの挨拶はしてくれたから、私の存在は認識してくれてたみたい。



なら質問にも反応してよと思いながら、帰路に着いた。




























『ただいま』



「おかえりィ」



家に帰ると、師範が刀の手入れをしていた。



私はその隣に座って師範を見上げると、彼は私のその表情を見て少し驚いていた。



「どうしたんだィ、御館様の所いってそんな不満げな顔をするかァ」



『いやね、聞いてくださいよ。その御館様に頼まれた命が、次期柱のサポートなんですがね』



「オォ、新しい柱が入るのかァ」



『そうなんですけど・・・その子が少し厄介と言いますか』



これまでの事を話すと、師範は額に青筋をたてて顔を歪ませた。この表情にビビらないのは鬼殺隊の中では私と御館様位ではないか。



「そいつァ柱を舐めくさってんなァ・・・自分が2ヶ月でなれたのなら特に大したことねえって思ってるんだァ」



『成る程』



「だから、そういうやつはァ力でねじ伏せてやれィ」



と、悪魔の大魔王のような表情をする師範。あんたはジャ○アンかと言いたい。声はス○夫の癖に←



『無理ですって』



「何いってんだァ、お前は俺の鍛練に耐えて柱になったんだぞォ」



『そういう問題ではなくってですね』



そうこうしてる内に時間になりそうだったので、急いで家を出た。

番外編:霞柱と鳥柱4→←番外編:霞柱と鳥柱2



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りんこ(プロフ) - シンアさん» 思いっきり誤字ですね…申し訳ありません。報告ありがとうございます! (2022年1月9日 19時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
シンア(プロフ) - みんな優しくてかっこよくて、面白かったです!あと、三十話の漢字が猫駒になってたのですが、音駒だと思います! (2022年1月9日 17時) (レス) @page32 id: a3f48aea4e (このIDを非表示/違反報告)
chiriko0620(プロフ) - 有り難うございます!最近忙しくて更新が滞り気味なのですが、出来るだけ出来るよう頑張ります (2020年7月2日 7時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白すぎます!!更新頑張って下さい!! (2020年7月1日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
chiriko0620(プロフ) - むいみおさん» 有り難うございます!コメントくれるとこちらも凄く嬉しいですp(^^)q (2020年6月20日 20時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんこ | 作成日時:2020年5月13日 12時

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