愛か嘘か

助 ページ26

『……フェイタン？』


刀をカルシアの首に近づけていた。


『やめて！殺される！』


その瞬間、誰にも見えないスピードでテルシナがフェイタンに致命傷を与えた。


手刀で体の中心に大きな傷を追わせた。



『もうやめて！！！！！！！』





透明な灰狼(ロンリーウルフ)



私の技。



私はすぐに人陰に隠れた。
これは1人で能力を発動しないと使えない。
100メートル以内に具現化した狼を一体出すことができ、私の意志とは関係なしに相手を攻撃する。
私が誰かの視線を感じるか、誰かを殺さないとこれはとけない。



具現化された狼は勢いよくカルシアとテルシナの元へ。








フェイ「オーラの量が……桁違いね……」







大きなオーラとオーラのぶつかり合い。





本当にどちらが勝つか分からない。






フェイタンもテルシナからの攻撃で動けない状態。







『許さない絶対こんな種族、生まれて来なければよかったの』



カルシア「ざれごとを黙りなさい？」









その瞬間片方のオーラがかった。

私が身を隠してるとテルシナに見つかってしまったから。


頭が真っ白になったそのとき、テルシナが何か念をわたしのお腹に手を当てて入れた？
入れたというより押し込んだ。

眩い光とともに私のお腹に何かを入れたんだ。




テルシナ「成功」





その声とともにテルシナとカルシアの姿はなくなっていた。






『フェイタン！！！！』


もう目も開けていないフェイタンを背中に追わせてすぐにアジトにもどった。

背中に手刀の大きな傷跡。

フェイタンでも逃げきれなかった。

強すぎる。勝てない。

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