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Episode 04 ページ4

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俺がツイートしたことで騒ぎはかなり落ち着いた。と思う。
その分Aに迷惑をかけてしまった気はするが。



「Aに迷惑かけたらごめんな」

『そんな心配しなくていいのに。私はキヨくんといれたらそれでいいよ』

「これ以上Aを一人にするつもりはねえから」



安心しろと頭を撫でてやると安心したように笑う。
それよりも問題は別にあった。
Aの存在が仲間に知れ、会わせろと各方面から連絡が止まらない。

万が一、誰かがAを好きになったらだとか。
Aが誰かを好きになったらだとか。


そんなことを気にして彼女の存在は誰にも言わずに俺だけのものにしていた。



「A、はさ」

『なした?今日歯切れ悪いね?』

「俺の友達とか、んー、フジとかレトさんとかまふくんに…会いたいと思う?」



もちろん、Aが望むならその通りにだってする。
俺のわがままでAの交友関係を狭めるつもりなんてひとつだってない。

ずっと俺だけがAの“スーパーマン”でいたいんだ。



『んー…キヨくんが仲良くしてる人なら、会ってみたいとは思うけど…私はキヨくんだけでいいかな』

「…そか。したっけ、タイミングが合えばだな!」

『だね。あ、キヨくん、私明日仕事遅くなると思う』

「迎え行くから連絡して」



Aが不安になる要素なんて、俺だけが取り除ければそれでいいんだ。




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作者名:chipi | 作成日時:2021年4月8日 23時

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