Reunion～再会～③ (ページ9)

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～玉森said～ページ9

お店でガヤ達と別れてから、ミツが時間くれって言うから送って帰る事にした

北｢悪いな。｣

玉｢ん～、別に良いよ。何か話でもあるの??｣

北｢いや…あのさ…｣

珍しく歯切れが悪い話し方だなぁ

玉｢深刻な話? 写真でも撮られた?｣

北｢ちげーわ！ Aの事なんだけど…｣

ミツがAの事で真面目に話すことなんてある？

それに、前から気になってたけど…いつの間にか呼び捨てじゃん?

玉｢Aがどうしたの?｣

北｢タマと付き合ってんの??｣

玉｢そうだよ。……って言いたいけどねー。｣

北｢違うの?｣

玉｢今はね? 近い内には、彼女になってもらう予定♡｣

北｢そっか…。｣

何で悲しそうな顔してるの?

そう言えば、前にガヤが言ってたっけ

“あのさぁ…油断してっと北山に取られるぞ?”

“まだ、北山も気付いてなさそうだけど…気に入ってると思う。”

玉｢ミツ…Aの事気になるの??｣

北｢わかんね…。どーゆー意味で気になってんのか、自分でも良く分かってないんだわ。｣

そんな悲しそうな顔して、好きじゃないなんて嘘でしょ?

玉｢分かんなくて良いよ。ずーっと分かんなくて良い。俺は、Aが他の人の物になるのは嫌だし有り得ない。それが例えミツでも嫌だ。｣

北｢おっ……おぅ?｣

玉｢好きって、そう言う事でしょ? 簡単じゃん。｣

ここまで言ったら、勘の良いミツなら分かるよね?

北｢そうだな。サンキュ。｣