Reunion～再会～③ (ページ8)

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～佳代side～ページ8

佳｢じゃあ、帰ろっか。｣

ウトウトしているAと一緒に、後部座席に乗り込んだ

藤｢寝ちゃった?｣

佳｢もぅ寝ると思う。｣

私の肩に頭を預け、無防備な寝顔を見せている

佳｢ねぇ…今日、玉ちゃんとAが同じ匂いしてたの気づいた?｣

藤｢うん。そのストールもタマのだからね。｣

佳｢少しずつでも進展してるのかな?｣

藤｢ん～、どうだろうね? それより…北山さぁ。｣

佳｢あれは、どう見てもAの事が好きだよね??｣

藤｢やっぱり? でも、北山のタイプじゃないんだけどなぁ…。｣

佳｢見た目じゃなくて、中身に惚れたんじゃない?｣

Aは見た目も可愛いとは思うけど、どっちかと言えば凛とした雰囲気だと思う

だから、酔った時のギャップにやられる男の人も沢山いた

でも…みっくんは知らない内に惹かれていたと思う

佳｢みっくんには悪いけど…不毛な恋なんだよなぁ。｣

あ｢北山さん、そんな恋してるの?｣

藤｢起きてたの?!｣

あ｢ううん、今起きた。北山さん、そんな相手がいたんだねぇ。｣

佳｢…みっくんの事どう思う?｣

あ｢人として好きだよ?｣

藤｢男としては?｣

あ｢うーん、カッコイイけど…近所のお兄ちゃんって感じかな?｣

みっくん…

不憫すぎて同情するよ…