Reunion～再会～③ (ページ50)

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～北山side～ページ50

ガッシャーン

立ち位置等を確認している時に、少し離れた所で大きな物音がした

ス｢お前!! 何でケーブルちゃんと管理してないんだよ!! 玉森さん、大丈夫ですか?!」

どうやら、スタッフのミスで機材が倒れてしまったらしい

真｢玉森さん、すみません。大丈夫ですか? 良かった、顔にも怪我無いですね。｣

またこの2人かよ…

Aは見て無かったかな?

玉｢俺は…Aは? さっき呼ばれて…｣

はぁ?

呼ばれたって事は見ちまってるじゃん

周りにはいないみたいだけど…

藤｢Aちゃん!!大丈夫?!｣

藤ヶ谷の声の方向に目をやると、Aの右腕が機材の下敷きになっている

北｢おい！早く機材退けるの手伝えよ!!｣

俺は、無性に腹が立って声を荒らげた

タマが無傷だったのは良かったと思う

でも、今はそれどころじゃ無い

機材を退けてAの姿を見ると、デニムは所々が破れ、顔にも擦り傷が出来ていた

あ｢良かった…。2人とも無事で…。っ痛！｣

北｢人の心配してる場合じゃねーだろ。｣

病院に行く為に立たせようとするけど力が入らなくて立てないみたいだ

宮田にマネージャーの車まで運んで貰い、病院に連れて行って貰った