Reunion～再会～③ (ページ48)

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話しに夢中になっているのか、さっきから手元に持っているケーブルが絡まっている

大丈夫かな…

悪い予感は的中してしまう物で……

ケーブルが絡まったせいで、機材がグラグラと揺れ始めた

(このままだと、裕太に当たっちゃう!!)

そう思った時には、咄嗟に走り出していた

あ｢裕太!!｣

玉｢!?｣

私は裕太を突き飛ばし、真理ちゃんを庇うように倒れ込んだ

ガッシャーン

ス｢おい！大丈夫か!!｣

真｢痛～い。｣

ス｢お前!! 何でケーブルちゃんと管理してないんだよ!! 玉森さん、大丈夫ですか?!｣

大きな音と、スタッフの騒めきでメンバーの皆も集まってきた

真｢玉森さん、すみません。大丈夫ですか? 良かった、顔にも怪我無いですね。｣

玉｢俺は…Aは? さっき呼ばれて…｣

藤｢Aちゃん!!大丈夫?!｣

名前を呼ばれ、身体を動かそうとすると右手に痛みと重さがあり動かなかった

北｢おい！早く機材退けるの手伝えよ!!｣

苛立っている北山さんの声が聞こえる

あ｢みっくん…大丈夫だから。怒らないで。｣

皆が協力してくれて、機材が私の腕から離された