Reunion～再会～③ (ページ21)

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あ｢じゃあ、今日教えて貰った企画で進めるね。個別で相談が必要な人は、また連絡くださーい。｣

皆はまだ収録があるから、会議室で別れる事にした

1人でエレベーターに向かっていると、後ろから走ってくる足音が聞こえた

北｢おいっ。｣

あ｢みっくん。どうしたの?｣

北｢あー、ちょっと気分転換に外の空気吸いに行こうかなって。｣

あ｢そっか。一緒に…｣

そう言いかけて、言葉に詰まってしまった

もし、また見られたら…

北｢ふっ…。行く方向一緒だし、ついて行って良い?｣

あ｢…うん、良いよ。｣

エレベーターは二人きりで、下までの時間が長く感じた

北｢手…痕になっちまったな。｣

あ｢これくらい大丈夫だよ。見ての通り、頑丈だからw｣

北｢無理すんなよ。全力で……守ってやる。(ボソッ)｣

あ｢えっ?｣

その時、エレベーターが1階に着いてドアが開いた

北｢何でもねーよ。ほら、気を付けて帰れよ?｣

そう言って背中を軽く押され、ドアは閉まっていった

中から北山さんがヒラヒラと手を降っている

あ｢嘘つき。外の空気なんて吸ってないじゃん。｣