Reunion～再会～③ (ページ14)

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そう言って、手が離れたと思ったら髪から水が垂れる感触があった

嘘でしょ…

反対側に持っていたペットボトルの水がかけられた

真「あっ、手が滑っちゃった。すみませ～ん。」

そう言いながら、ニコッと笑って立ち去っていった

どう手が滑ったらペットボトルの蓋が開くの？

ん～、打ち合わせ後なら拭いて帰れば済むけど…

このままじゃ、怪しいよね…

色々考えながら、一先ず持っていたハンカチで水気を拭き取っていた時に、声をかけられた

宮「あれ？ Aちゃん？」

あ「宮っち…。」

見られちゃった…

あ「あの‼ 今見たことは見なかったことにしてほしくて…何なら、ここに私は居なくて宮っちもここを通らなかった事に…」

宮「ちょ、ちょっと待って？よく分かんないけど…こっちおいで？」

そう言って、誰もいない会議室に連れて行ってくれた

宮「ちょっと待っててね？」

そう言うと席を外し、しばらくするとタオルやドライヤーを持ってきてくれた

宮「メイクさんから借りてきた。風邪引くといけないから、とりあえず拭いて髪も乾かそ？」

あ「ありがとう。」

お礼を言って、濡れた髪を乾かし軽くセットした

宮「ん～、流石に服はドライヤーじゃ乾かせないよね…。」

綺麗に水をかけられてしまったから、服もなかなか濡れてしまっていた