Reunion～再会～⑤ (ページ9)

今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:53,198 hit

9 ページ9

北山さんに言われた言葉を頭で繰り返して、深呼吸をした

あ｢裕太とANNAさんが昔付き合ってたのは知ってるよ？今は何も無いって事も信じてる。｣

玉｢うん、何も無いよ。｣

あ｢でもね…やっぱり不安になっちゃう事もあるの。裕太の周りには綺麗な人が沢山いて…私が隣にいて良いのかな？って｣

これは私の素直な気持ち

裕太のいる世界はとても輝いている

輝くために皆も努力を惜しまない

あ｢だからね？裕太の事が信じられないとかじゃなくて、私が勝手に不安になって落ち込んじゃうの。｣

玉｢俺だって同じだよ？｣

裕太も同じ??

玉｢俺だって、Aの周りに男の人がいると不安になる。仲良さそうにしてるのを見るのも嫌だし、今日みたいに他の男の匂いがするのも嫌だ。｣

そう言うと、首に巻かれた北山さんのマフラーを外していく

玉｢他の男に慰められる様な事をしてしまう自分にも腹が立つ。｣

あ｢さっきね…北山さんに、私は気持ちを伝えなさすぎるって言われたの。裕太の負担になりたくなかったから、“寂しい”とか色々伝えちゃダメだって思ってて…。｣

玉｢知ってたよ。俺的には、もーっとワガママも言って欲しいけど？｣