Reunion～再会～⑤ (ページ7)

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あ｢風邪ひいちゃうよ？｣

北｢それはお前だろ。何かあったんだろ？｣

相変わらず、みっくんは優しいな…

あ｢……ANNAさんがいた。｣

北｢どこに？｣

あ｢裕太の部屋…抱きついてた。｣

北｢あいつ…。｣

途端に、みっくんの顔が険しくなった

あ｢彼女から抱きついたのは分かってるの。裕太も離れろって言ってたし。ただ…やっぱり見ちゃうとキツイよね。｣

北｢それは、タマには言ったの??｣

あ｢言ってない…｣

フワッと抱きしめられ身体が温かくなる

北｢冷てえー。あのさ、Aはもっと気持ちを伝えるべきだ。俺達の職業柄、我慢させる事は沢山あるのは分かってる。｣

だから、思ってることは言っちゃいけないんだよ

言うと、相手の負担になるんだから…

北｢だからこそ、思ってることは話して欲しい。｣

あ｢えっ？｣

思っていなかった言葉に思わず振り返った

北｢おわっ！急に振り返るなよ。近いだろ。｣

照れた北山さんって新鮮だな

って、そんな場合じゃなかった

あ｢でも…言ったら負担にならない？ワガママにならない？｣

北｢好きな女の素直な気持ちを聞いて、嫌になるヤツいんの？いるなら、そいつがそれだけの男なんだろ。｣