今日:4 hit、昨日:16 hit、合計:28,705 hit
小|中|大
23 ページ23
Aside
トイレの洗面台の鏡で自分を見つめる。
だいぶ泣いたな。
おかげで目は腫れて真っ赤だ。
こんな顔じゃ、誰にも会えない。
ふと視線を落とすと、胸元で光るネックレス。
ああ、もう見たくないや。
玲於くんもきっと迷惑だと思ってたよね。
この1ヶ月ちょっと、本当に短い間だったけど夢見させてもらったな。
私だけが好きだったんだ…。
早く現実に戻らないと。
そんなことを考えていたら、無意識のうちに、ネックレスを首から外していた。
玲於くん、ひと夏の思い出をありがとう。
トイレを出て誰もいない教室に戻る。
そして、玲於くんの机の上にネックレスを置く。
もう、現実に戻らないと。
ケジメをつけないと。
静かに教室を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴーてぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます!続編とか、作ってほしいです!その後が気になります・・・。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 36c3584396 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mina | 作成日時:2020年12月12日 18時