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Aside

『起立、礼』


『さようなら』



はあ、今日も一日が終わった。


何かと忙しい1日だったな。



『あの子、佐野くんの新しい彼女なんだって』



『みて!佐野玲於の彼女だよ』


移動教室で移動する時も、購買に行く時も、何をするにつけても視線を感じる。



自意識過剰なのかな…



凛「A!!『佐野くん』が来てるよ」




A「えっ?」




凛「一緒に帰ろってことでしょ?」



実は、佐野くんは私にとっては初めての彼氏。



だから、実際、付き合うって、どんなことすればいいのかとか分からない。




っていうか、昨日告白されてからまだ一言も話してない。




LINEすら追加してない…



付き合いたてってこんな感じなのかな…?




凛「早く行きなよー」




A「あっ、うん。じゃあ凛、またあしたね」



凛「バイバイ!」



佐野くんは教室後ろの入口で待っていた。




A「ご、ごめんね?待たせたよね」



玲於「へーき。全然待ってないし。」



佐野くんと付き合うことになったものの、あまり話したことなくて…



どんな風に話したらいいんだろう。



塩って聞いてたけど、あまり話しかけすぎると迷惑なのかな?



話しかけない方がいいのかな



でも、沈黙は気まずいし…



玲於「何考えてんの?」



A「えっ?」



玲於「さっきからずっと口空いてる」



A「あっ」




慌てて口を閉じる。



ずっと口空いてたなんて恥ずかしいな。



はあ…



玲於「…プハッ」



A「えっ?」



玲於「A、表情コロコロ変わって面白い」



そんなことまで…



A「は、恥ずかしい…」



玲於「さっきから何考えてんの?」



A「えっ?」



どうしよう。こんな時どうしたらいいんだろう。



A「じ、実は、付き合うとか初めてで、どうしたらいいのか分からなくて…」


玲於「えっ、俺、Aの初めての彼氏なの?」


A「うん…」



絶対引いたよね。この歳にもなって付き合ったことないとか…



玲於「そんなこと気にしなくていいから笑。普通でいいから」




A「うん。」




緊張して佐野くんと目を合わせることすら出来ない。




私なんかが佐野くんの隣歩いてていいのかな。


絶対、身分不相応だよね…



玲於「そうだ、LINE追加してなかったよね?付き合ってるんだし、交換しよっか」



A「もちろん」



LINEの友達に『佐野玲於』が追加される。

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設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , ジェネ   
作品ジャンル:恋愛
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ぴーてぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます!続編とか、作ってほしいです!その後が気になります・・・。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 36c3584396 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mina | 作成日時:2020年12月12日 18時

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