Lonely

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Aside

凛「A〜！聞いたよ！？佐野くんと付き合うことになったんだって！？」


A「う、うん。なんで知ってるの？」



凛「もう、今朝は学校中この話でもちきりだよ！なんせ、あのモテ男、『佐野玲於』を射止めた…」




A「ちょっと、凛、言い過ぎだよ笑」




凛「本当に、お似合い。美男美女。はあ…私も恋したいー」




A「凛ったら笑笑」





凛「A、ずっと佐野くんのこと好きだったもんね！良かったじゃん！」




A「ちょっ、凛…」







1年生で同じクラスになって以来、ずっと片思いをしていた。



告白する機会はいくらでもあった。



でも…




佐野くんは学校一のモテ男で、なんやかんや彼女がいた。



別れたと思ったら、次の彼女。





その繰り返し。





だから、私も、次の彼女までの「つなぎ」なのかなって思うと少し寂しい。





でも、まさか告白されるなんて思ってもいなかったから…






凛「…ってA、聞いてんの！？」






A「…ごめん、で、なんだっけ？」




凛「だから、夏休み、デート行くんでしょ？何するのー？」



A「まだなんとも…笑」






凛「リア充いいなー」

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