検索窓
今日:1 hit、昨日:15 hit、合計:675,176 hit

三十八話 ページ48

ー夕霧sideー

その場が冷たい殺気に充たされる

まるでこの身が凍てつくような感覚さえ覚える

······それは人では出せない殺気

人ならざる者だからこそ出すことが出来るもの


直接当てられた奴はガタガタと震えている

気付かぬ間に俺の手もカタカタと震えていた

男審「ぁ······ぅ······」

情けない声を上げるも、降り注がれる殺気に容赦はない


鐘「しーちゃん、やり過ぎだぜ?」

太鼓鐘がそう言って肩に手を置くと、場を支配していた殺気が解かれた

貴「あ······ごめん」

俺にもごめんと言って微笑む姿は先ほどの冷たさを感じさせないあたたかさだ

切国を残し、それ以外の部隊メンバーに離れたところに移動するように指示を出した

夕「······あんたも悪いと思うぜ?まぁ、頭冷やされたろ。次から辞めろよな」

これ以上話は無いので、くるりと背を向け皆の元に向かった

その後はお察しのゴタゴタがあった訳ではなく、大人しく本丸に帰った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーー

ーーその頃、相手本丸は

三「流石にお痛が過ぎたな、主よ」

そう言って、三日月は震え、腰を抜かした主に手を伸ばす

三「これで懲りたであろう?さぁ、我等も帰ろうではないか」

男審「······ぁ、嗚呼」

おずおず、といった様子でその手を取り、歩き出す

男審「······済まなかった」

ぽつりと呟かれた言葉に、部隊の全員が目を合わせ、微笑んだ

お正月ボイス→←三十七話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (322 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
870人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふわ(プロフ) - くろさんさん» ありがとうございます!嬉しいです(*´ω`*)更新、頑張ります! (2019年10月13日 20時) (レス) id: 7df268f107 (このIDを非表示/違反報告)
くろさん(プロフ) - 好きです(唐突)続きが、、、気になるぅぅぅぅ!!!!更新頑張ってください!! (2019年10月13日 20時) (レス) id: 900fcfc576 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 蒼さん» ですよね!三日月がもう、すごかったです笑更新頑張ります! (2019年1月26日 11時) (レス) id: 7df268f107 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きが気になります!映画良かったですよね!推し(三日月)が……ふふふ((( 更新頑張ってください! (2019年1月25日 19時) (レス) id: bd7bcfc8b8 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 空さん» そう思っていただけるのは、ありがたいです!更新頑張ります! (2019年1月11日 7時) (レス) id: 7df268f107 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふわ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。