この世界で生きる【刀剣乱舞】【男主】

十四話 ページ16

演練の申し込みが終了した

貴「悪いが、俺が勝ったら審神者を辞めてもらうぜ」

男「じゃあ、こちらが勝ったらお前の本丸の刀剣、全部貰おう」

一はインカムで刀剣男士に指示を出す

貴《清光、お前は山姥切とやり合え》

加「りょーかい」

貴《安定、お前は清光だ》

安「はーい」

貴《光忠、へし切を止めておけ》

燭「分かったよ」

貴《一期、一期とやり合え》

一「分かりました」

貴《厚、前田とやり合えるか？》

厚「おう！」

貴《薬研、蛍丸の懐に入り込め》

薬「任せとけ」

貴《その他、細かい指示は清光に従え》

そこまで指示すると、回線を切った

結果は一の本丸の勝ち

男は負けた事に怒り、懐から出した短刀を一に振りかざした

が、一は初撃を見切り、逆に首に刀をあてた

貴「これは賭けだが、負けたなら従うべき義務があるだろ？男に二言は無いんだからさ」

騒ぎを聞きつけた役人が男を押さえ付け、連行する

男「クッソッ······この恨み！忘れねぇからな！コノヤロー！」

一「負け犬はよく吠えるというのは、この事ですな。帰りましょう、主殿」

男を冷たい目で見た後踵を返し、本丸に帰って行った

審神者の間でしばらく噂になったのは言うまでもないだろう

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