検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:67,007 hit

ページ12



「そうよね、大丈夫なのよね?

ごめんなさいね、変な言い方して。


でもね、あなた若いんだし、

特定の保護者の方、それも男性のね、

とあまり二人きりにならない方が

良いんじゃないかしらね…」



見かねて俺が会話に割って入る。



「父兄の方のお迎えの件ですか?

それなら、大丈夫やないすかね?

こないだは、俺も一緒に待ってましたし。


いや、たまたま暇やったんで…

Aちゃん先生、見てると面白いんで

良い暇つぶしになるんですわ。


俺で良ければ、

今日も一緒に待っときますよ?」



「けんじろ先生、すみません。

それなら安心です。

お手数ですが宜しくお願いします。


……みんな〜お待たせしました、

バスに乗りますよ〜」



そう言って、柔らかい表情に戻ったベテラン先生は、残りの子らを連れてバスに乗り込んだ。



「けんじろ先生、ごめんなさい…」



「えーよ、これくらい。

でも、Aちゃん先生?

早ようちゃんとせな、アカンよ?


……俺がついとる。大丈夫や」



「はい…分かりました……」



泣きそうになりながら、それでも先生の顔して、トオルくんと休憩スペースに向かう。

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
183人がお気に入り
設定タグ:三代目JSoulBrothers , 山下健二郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:myu | 作成日時:2019年8月16日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。