[wrwrd] 幼馴染みはめんつゆくん。【cn】

43杯 ページ44

me side


さて。季節は秋真っ只中。

特にこれと言ってなんかがあるわけでもないんやけど((

あ、せや。今日のお昼はぼっち飯です。
というか、ここ１週間ずっとぼっち飯。

いや、別にええんよ？
ただ、千尋がこの会社来てからほぼ一緒にお昼食べとったから寒暖差(?)がね？

まぁ、ちょっと寂しいのは認めるわ。

自分から誘ったときもあんねんで？ほいたら、

cn「いや、今日は遠慮しとく。」

だって。

なんか様子おかしいんよなぁ。
話かけたら素っ気なく返してくるし、リアルはまだしもLI○Eまで。

もう、なんなんすかぁ……()
なに？私なんかしたっけ…？

こういう時、相談する友達がいないってのは
結構辛いもんで。

気分転換も兼ねてついこの間できたカフェで
ランチをすることにした。
本当は千尋と来たかったけど…

空いた席に座り、メニューを見る。


？「すいません、一緒に食べてもいいですか？」

『え？』


そこには、声も見た目も大先生な、大先生が(語彙力)
驚きのあまり咄嗟に、いいですよ、と答えていた。

向かい側に座る大先生は同じくメニュー表を開いてなににしようかと考えている。


ut「もう、決まりました？」

『え、あ、はい。』


じゃあ、ボタン押しますね。と言ってテーブルに
ついているボタンを押した。


ut「いきなりすんませんね。連れが急に来れなくなっちゃって、1人でってのも…ね。」

『いえ。私も友人と来るつもりが、都合が合わなくて。』


そんな会話を交わしながら、店員さんが来るのを待つ。
それぞれ好きなものを頼んで、また会話を続けた。



ut「へぇ、そりゃ気になるなぁ。」

『そうなんですよ〜』


食べ物を食べながら、千尋の愚痴を言う。
多分、この人とこうやって話すのは
今回が最初で最後やと思うから、てことで話してみたら、
この人案外、聞き上手…。


ut「もう、はっきり言ったったらええんちゃう？
友達やったら話くらい聞いてくれるやろ。」

『ですかね、』

ut「話してみんとわからんことっていっぱいあるからな。」

『そうですね…。じゃあ、はっきり言うことにします！』


ひとしきり話を聞いてもらうと、時計はお昼休憩
残り15分を知らせていた。


『…！すいません、時間大丈夫ですか？』

ut「あぁ、まだ大丈夫。」

『私、友達少ないんで、今日は話聞いてもらえて嬉しかったです。
じゃ、ありがとうございました！』

ut「え、ちょっ」


私の分と大先生の分のお金を机に置いて、
私はお店を出た。

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