[wrwrd] 幼馴染みはめんつゆくん。【cn】

42杯 ページ43

cn side


ゲームしすぎも良くないってことで休憩することになった。

新しくお茶を出し、座る。


しばらく無言が続き、気まずさが漂う。


『千尋ってさ、モテるよね。』

cn「…は？」


沈黙を破ったAの発言は、あまりに予想外のものだった。


『無自覚かもしれないけどさ、結構人気やで。人懐っこくて、顔も良いからって。』

cn「…へぇ。」


俺、会社でそんな風に思われてんねや…
つっても、俺が好きなんはAなんだよなぁ…

脈ないって、こと…？
そこで、俺はどうしても聞いてみたくなった。


cn「なぁ、変なこと聞いてもええ？」

『ん、なに？』

cn「俺が、誰かにモテてるってどう思う？」

『え？どうって……』


するとAはしばらく目を瞑って考えたあと、口を開いた。


『…なんというか、悲しかった…よ？』

cn「え、なんで？』


反射的に理由を聞いていた。

そしてその理由を聞いて、顔が赤くなる。

そりゃ、だって、誰でも好きた人が二人でおれんの嫌や言うとったら期待してまうやろ…！！

赤くなった顔を隠すように、クッションを手に取る。


そして、俺はこの際ちょっと大胆に切り込んでみることにした。



cn「ぶっちゃけAって、俺のことどう思ってる？」

『へ？』


間抜け声を出してきょとんとしているA。



『…うーん…友達以上家族未満…？』


首をかしげながらそう答えた。

まぁ、そうやろなぁ。
どっかのゲームやあるまいし、そんなほいほい好きな女と両想いになんて
なれるわけあらへんよなぁ…



結局、ただ二人で遊んだだけで終わった。

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