ep.13 ページ13
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あなたを愛してしまったから
あなたを失うことに恐怖を覚えてしまったから
怖くて、真実は打ち明けられないまま
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「これで、... 薬が、買える、.... 」
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一人、最後の羽を折った
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「当たり前だよ」
背中に感じる暖かい温もり
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「言ったでしょ？、俺はケイの全てを愛してるって」
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当たりは薄暗く狭いあばら家ではなく
光に包まれた広い草原
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「ユウヤ、.. 俺、」
「あの時助けた鶴は.. ケイだったんだね」
「っ、... ずっと、言いたかった、.. ありがとうって、ずっと、... 」
「良いんだよ、こうしてケイが人間として俺に会いに来てくれた、だからケイと出会えて、.. それだけで俺は幸せだったよ」
羽が1枚もなかったはずなのに
姿はヒトのまま
あの時の白く大きな翼が背中にあった
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「これからも、ケイとふたりでいたい」
儚く微笑むあなたは相変わらず優しい目をしていた
「... っ、あ、たり前でしょ、っ、」
大好きなユウヤの手が
俺の唇を、頬を、羽を撫で
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「愛してるよ」
「俺も、っ、あい、してる、っ、」
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俺の全てを受け入れて、俺の全てを愛してくれた
俺の愛しい人
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「これからも、ずっと、このままで」
俺らを包んでいた光がいつの間にか大きくなり
引き寄せられるようにどちらからともなく唇を重ねた
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" 隣の�睫擇気鷁函⊃抜鵑蠱�もいなかったのかい？"
" さあ、でも奥の部屋から羽が全て無くなった鶴がいたそうよ "
" じゃあ�睫擇気鵑狼／イ蠅芭録圓�たのか？ "
" 私は若い女の人が家に入っていくのを見たわよ "
" え？俺には男に見えたがな〜、"
" あの綺麗な機はもらってもいいのかな "
"いや、辞めた方がいい、"
" どうして？ "
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" �睫擇気鵝△修猟瓩�見つかった部屋で鶴と機を大事そうに抱えながら亡くなってたそうよ、"
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ありがとう、ユウヤ
愛してるよ、
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ちさと(プロフ) - 感動しました。これからも読ませていただきたいです。 (2017年11月26日 9時) (
レス) id: bcf72f66e1 (このIDを非表示/違反報告)
涼奈(プロフ) - 凄く感動しました(泣)これを読み終わったあと、その曲を聴きましたが本当に涙が止まらなくなりました。私もこんな作品がかける作者になりたいです (2017年9月25日 23時) (レス) id: 9da4d952f7 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - ボカロの曲知っていたから途中で似てるって思ってたらやっぱり一緒☆ 感動した！ (2017年9月3日 0時) (レス) id: 0994929230 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - とても綺麗な作品でした。涙が止まりません (2017年9月1日 22時) (レス) id: d62ac67baf (このIDを非表示/違反報告)
真聖(プロフ) - コメなに書いたらいいのか分からない位、胸がいっぱいになりました（泣）アタシもこんな作品書いてみたいです。 (2017年9月1日 21時) (レス) id: 2105bdf65f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chiipo
| 作成日時：2017年9月1日 20時
