その声が思い出せなくて。(tk × in)

ep.10 ページ10

S . tk




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あれから会話もなく

午前のバイトが終わって
着替えて海に行くと


1人だけパーカーを着てた





まあ、もちろん彼なんだけど









.









山 「雄也やっぱいい体してんな！」









高 「そう？笑ありがと、」









知 「ほら、伊野ちゃん脱いで、！」









伊 「い〜やだ〜」









山 「俺ら泳ぎ行っちゃうよ？」









伊 「行けば」









知 「海来た意味ないじゃんっ」









仕方ないな、とでも言いたそうに

パーカーのチャックを下ろそうとするのを見て







このまま海に行かせたらって
思ったら鳥肌がたって









高 「俺もここにいるから、2人行ってきな」









気づけばそんなことを言ってた、









.









山 「そう？」









知 「伊野ちゃんわがままでごめんね？」









伊 「わがままって、...」









山 「じゃあいこっ、」









知 「うん！」









手を取り合って海の中に入って行った2人








その光景にも 過去がフラッシュバックしてきた、









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