その声が思い出せなくて。(tk × in)

ep.40 ページ40

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伊 「たぁき、のまれーの？」









高 「飲まないよ笑 伊野尾くんもうやめな？」









真っ赤な顔でふらふらしながら聞いてきて
さすがにこれはやばいと思って取り上げると









伊 「ん、やらぁ、..たぁきも、..」









ぎゅっと腰周りを抱きしめられて
思わずお酒を落としそうになった









高 「え？どうしたの...？」









伊 「たぁき、も、... おれのこときらいなの、？」









高 「へ？」









伊 「おれ、が、たいせつにしたいって、おもうひとは、っ、.. みんな はなれてくんだ、」









高 「ちょ、何泣いて、っ、」









伊 「だって、やまだもちねんとずっといるし、かのじょにはうらぎられるし、.. それもなんかいもだし、」









ずいぶんと寂しがり屋になったんだね









高 「いのっ (( 伊 「ぎゅ、ってして」.. え？！」









伊 「だぁら、... ぎゅ、ってしてよ、っ、やら？おれ、おとこだから？」









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今、...







今抱きしめてしまったら、







止まらなくなってしまいそうで

なかなか抱きしめ返してあげられない









伊 「、... まだあ、？」









高 「、ごめ、」









伊 「.. んーん、いいよ、俺こそごめん、」














高 「.... 違う、」









スルッと解かれた腕を引き寄せて
思いっきり抱きしめた









伊 「たかき、？」









高 「ごめん、.. ごめんね、」









ちゃんと前に進もうって君から離れたのに



好きな気持ちをわすれられなくてごめん、









伊 「たか、.. くるし、」









高 「あ、ごめ、」









腕を解こうとすると
背中に手が回されて離れることを阻止された









伊 「ん、このままでいよ、」









近くで感じる懐かしいこの匂いに
鼻の奥がツンとするのと心臓が早くなるのがわかる


酔ってるだけ、.. 起きたら忘れてるから、









伊 「ねむ、」









そういった彼は今にも倒れそうで

抱き上げるとすやすやと眠ってしまった









ベッドに乗せて おでこにそっとキスをしたら

少し微笑んだ気がした









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涼介の言葉信じてみてもいいかな、？









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