その声が思い出せなくて。(tk × in)

ep.19 ページ19

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伊 「じゃあ夜は1人さみしくってか笑」









高 「なにがそんなに面白いの笑」









伊 「ごめん ごめん、笑」









高 「伊野尾くんは？」









聞きたくないのに、







自然と動いた口









伊 「んーん、まだ〜、... 大切にしたいの、俺は」









まるで心臓を握りつぶされてるかのよう






さっき選んで買った綺麗なネックレス






それを握りしめながら大切にしたいの、なんて....









やっぱり聞かない方がよかったじゃないか




自分でもわかってるのに聞いた俺がバカなんだよな









はぁぁ、伊野尾くんに再会してから

ずーっとマイナス思考だ、









やけに気に入られたっていうか



仲良くしてくれてるし、...









伊 「高木はなんで彼女つくんねーの？」









高 「... 俺は、.. 人生をめちゃくちゃにしちゃったから、.. 幸せになっちゃだめなの、」









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伊 「それって、高木が幸せになっちゃいけないなんて理由にはならなくない？」









高 「え、？」









伊 「なにがあったのか分かんないけど高木がひどいことするような奴には見えないし、事故とかじゃないの？」









伊野尾くんの察しがいいところは
昔のまんまなんだね、









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