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#30 ページ31

涼介の言った通り、その人は教室にいた。





部活行かなくていいのかな…なんて思うけど、今は時間がないから考えない。





「…知念くん」





廊下を走っている間にお母さんに言われた。






“あと3分”





最後の3分は、





「A、」




やっぱり好きな人と過ごしたかった。





「…涼介から全部聞いた。あと相生さんからも」





涼介も…またまた、うたも…。





「そっか、」





それだけ返事を返すと、会話が続かなくなる。





だけど…本当の本当に最後の時間。





たったの3分。






「…A、好きだよ」

「………うん、私も…好きだけど、」




ダメだよ。



無理だよ。






「ごめん、」

「でも…僕が好きなのは変わらないから」





…知念くんは何でか安心できた。





周りのみんなにいつも警戒心を抱いていた私。




もちろん、うたや涼介にも。





だけど、知念くんは違った。





心を許せた、みたいな。





「…私、だって…好きだよ、知念くんのこと…」




泣きたい訳じゃない。





なのに…どんどん溢れて止まらない。





「普通に生活することも、できないし…
怖かった。」





だけど、ある日変わったの。






「知念くんと出会って…、人と話すのが、怖くないって…分かったの」





知念くんといるとすごく楽しくて、不思議な気持ちだった。






「知念くんと…いるときは、何かいつもと世界が違って見えて、

ふわふわした感じがしてた。」





それが恋って名前だと知るのは最近だけど…。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 知念侑李 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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瀬奈(プロフ) - 日奈子さん» ありがとうございます!更新、楽しみに待ってて下さるような作品作りをしていきけるよう頑張ります!応援よろしくお願いします笑 (2016年11月23日 23時) (レス) id: 00fbdd9f6e (このIDを非表示/違反報告)
日奈子(プロフ) - 読ませて頂きました。凄く続きが気になります!これからも頑張ってくださいね。応援してます(*^^*) (2016年11月23日 23時) (レス) id: 9270aa361a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瀬奈 | 作者ホームページ:なし岡♪  
作成日時:2016年11月23日 17時

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