検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:1,585 hit

10話 ページ10

『もー。大丈夫だって。じゃあ、私が10分以上お風呂から上がってこなかったら、来てほしい。』

「……分かった。タオルと着替え置いておくね。」

『うん、ありがとう。』

なんとか一緒に入るのは免れた。これから一緒に入ることにはなりたくない。

というか、降谷さん家のシャンプーいい匂いすぎる。フローラル。あと、当然のようにコンディショナーとリンスがあるし…。

そんなことを考えながら、お風呂終わったんだけど。

『……………。』
『タオル置いてない………。』

降谷さん、どうしたんだ。
しょうがない、限界まで髪をしぼろう。

『…いる〜?』

今、つま先立ちしながら歩いてる。

『ぅぉ………。』

降谷さん、寝てる…。疲れてるのかな。
ま、まあそのままにしておこう。疲れてるんでしょう。
タオルと着替えは自室にあるわけだし。

それから自室に戻って、身体を拭いて髪も乾かして服も着た。

ガチャ。

『お…?』

「おぁ…Aちゃん…ごめん…!!寝てた…。」

『いや、全然大丈夫だよ!倒れなかったし元気だよ。それよりちゃんと休んでね。』

「よかった…。うん、さっき寝たからもう休めたよ。ありがとう。」

休めたわけないでしょ。

『約20分間の睡眠で休んだとは言えないよ………。』

「いや、休んだ。じゃあ、僕はもう仕事だから……。あ、もし暇だったら、ポアロまで送るよ。梓さん、Aちゃんと話したがってたから…。」

うお、まじか。やった。

『え、ほんと?じゃ、良かったら。』

「うん、Aちゃんとは気が合いそうって言ってた。じゃ、送るよ。」

『それは嬉しい。ありがとう!よろしくお願いします。』

いつみてもこの車かっこいいね。スポーツカー。


「ついたよ。」

『はい、ありがとう。仕事頑張ってね!』

「うん!Aちゃんのおかげで最近は調子がいい。

『よかったです。じゃ!』

カランカラン…

「いらっしゃいませ…あ、Aちゃん!今朝ぶりだね〜!」

『うん、梓さんが私と話したがってるって、安室さんに聞いたから、来てみた。』

「嬉しい〜!じゃ、カウンター座ってどうぞ!」

『ありがとう。』

11話→←9話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:チンダル現象ちゃん | 作成日時:2023年9月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。