8話 ページ8
てことで、出発。戸締まりはちゃんとした。スマホも持った。
しばらく歩くと、見たことある風景。
米花町5丁目、毛利探偵事務所とポアロ。
特に何も用はないけどね。
「あれ、Aちゃん?」
わお、今ポアロの勤務時間か。
『え、安室さん。』
「僕ここで働いててね。入るかい?」
『なるほど!お金ないから大丈夫だよ。』
「飲み物くらいは出すよ。」
それは申し訳ないからジュースだけ頂こう。
『ありがとう。』
「わかった。じゃあ、入ろう。」
カランカラン…
「Aちゃん、先輩の梓さんだよ。」
「こんにちは、榎本梓です!かわいい〜!」
『夏目Aです。ありがとう。梓さんも可愛いよ。』
「嬉しい〜!Aちゃん、飲み物は何飲む〜?」
『う〜ん、オレンジジュースかな。』
「おっけ〜。」
梓さん、まじ可愛い。降谷さんは接客してる。
「はい、オレンジジュースだよ〜!」
『ありがとう。おいしい。』
「んふふ、よかった〜。Aちゃんは安室さんとの関係は何なの?」
『えっとね、私は娘だよ。』
「え〜!?!?」
『なんていうか、昨日からのお父さんだから、里親?だよ。』
「なるほど!昨日からお父さんか〜!!安室さんがお父さんだとどんな感じなの?」
『えっとね、特には変わりないよ。多分。』
「へぇ〜?そうなんだ!」
『私オレンジジュース飲み終わったしもう家帰るね!』
「ん?うん、分かった!」
『ありがとう。またね。』
『ふぅ…。』
歩いてたらちょっと疲れたから、公園で休憩。
「こんにちは。」
ひっ…ロリコン誘拐犯か…?
『ごめんなさい、帰るので。』
「ああ!あやしい人じゃないです!」
それあやしい人が言うセリフ。
え。。沖矢昴サン、FBIの仕事しなよ!というかなんでいる!
『ほんとに!バイバイ!』
全力疾走!沖矢昴に会うと思わなかった!
『ゼエハア……』
『ふぅ…』
マンション、ついた。ハアハア。
『ただいま…。』
それから、気絶するように眠りついてしまった。
『ん…んん…えぇ……?』
なんでベッドにいる。誰か来た?
「あ…。起きたね。よかった。」
『ん?なんでここにいるの。』
「お昼を届けに来た人に、Aちゃんが玄関で倒れてると聞いてね…。」
『あ……………。』
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作者名:チンダル現象ちゃん | 作成日時:2023年9月6日 21時