15話 ページ15
『へえ…2つの家を…大変だ。出来る事があればいくらでもするよ。』
「ありがとう。」
「さ、ギターしよう。あ、というか眠くない?大丈夫?」
『昼間寝たから全然。安室さんこそ、ギター教えてる最中に倒れないでね。』
「そんなことにはならないと思う、多分。」
多分。
『おー。これがアコギか。』
「うん、元々ハロの方の家に置いてたんだけど、危ないからこっちに持ってきてたんだ。」
『なるほどね。』
「はい、じゃあここ座って。」
うーん……。いや、いいんだけどさ…。
降谷さんが、床に座っててその足の間に私が座るってこと。いや、何も問題はないよ?うん…。
『うん。』
ハア…近い近い…。大丈夫?私が。
「えっと…ここがペグっていうやつで…こっちに巻くと張って…」
「これでチューニングする。」
『へえ。まあ、なんとなく。』
「ゆっくり覚えればいいよ。Aちゃんはまだ指も短いから、弦おさえるの大変だと思うし…。」
『そっか。まあ、できるようにがんばります。』
それから、なんか色々教えてもらった。難しいけど、なんとか基礎ができるようになりました。いいね。あと、ドとシの音がハロの好きな音…ってことは知ってたけど、教えてもらった。
『んー…そろそろ眠い。』
現在時刻…ああ…眠くてよく見えないけど、3時くら…え、3時…?
『えっ…3時…。』
「あ…もうこんな時間か。じゃあ寝ようか…おやすみ。」
『はーい…』
今日は、夢を見た。夢と言っていいのかな。この世界の私が成長した姿…かな?の女の子が立ってて。会話ができました。
「おっ、私だ。うまくやれてる〜?」
『えっと…こんにちは。どなたですか。』
「うーん、その身体の前の持ち主って言えばいいのかな!いや、別にキミが私の身体の魂を奪ったわけじゃないよ!」
『あー…っと…なんか、なるほど?』
「ああ、うん、キミの年齢と名前は?」
『分かった。えっと…前世のことだよね?23歳、柏木華。』
あれ、あれ?思い出せた。
「ぜ、前世…まあ、そっか!えっと…組織って何だかわかる?あと、母親についてのこと!」
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作者名:チンダル現象ちゃん | 作成日時:2023年9月6日 21時