Snow Company ...ナミダの海を越えて行け 4

アウトレットモール (番外編) ページ49

(天の声)


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遡ること数時間前。


タピオカ屋さんに集合する時間が近付く頃…

大介と辰哉は、とある高級ブランド洋服店内を物色していた。


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大介「ねぇ、これとか翔太好みじゃない？」


と大介が後ろを振り返るも



大介「あれ？翔太？」


さっきまで近くにいた翔太がいなくなっていることに気が付いた大介は、キョロキョロと辺りを見回した。



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大介「ふっか、翔太知らない？」


丁度試着室から出てきた辰哉に問いかけたが、



辰哉「さぁ…、

さっきまでその辺にいたけど。」


と試着した服を整えながら答えた。


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大介「……。


まぁ、いっか^^」


少し考えようとしたが、そのうち戻ってくるだろうと思った大介は、あまり深く追求せずに諦めた。


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大介「そのジャケット、どうだった？」


と辰哉が手に持つ先程試着した上着を指した。



辰哉「ん〜、嫌いじゃないんだけど、悩んでるんだよねぇ…。」


大介「ふっか、そういうジャケット好きだよね。笑

似合うと思うけど^^」



辰哉「やっぱり？

でも、この感じ照が既に持ってそうなんだよなぁ。」


大介「あー……確かに。」


辰哉「ちょっと聞いてみよ。」


そう言うと辰哉は、スマホを取り出し照に連絡を入れた。


辰哉この感じどう❓


ハンガーに掛けた状態で撮った写真を添えて送ると
すぐに既読が付いた。


照いいんじゃない?


辰哉照、もしかして持ってる❓


照シーズン違いで持ってる。


辰哉だよな❗️わら


照買えば。


辰哉買う❗️わら


照👍



やりとりが一段落すると
お互いふっと画面を見て笑っていたことを当の本人たちは知らない。


……

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私「さっそくお買い物ですか？」


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