Snow Company ...ナミダの海を越えて行け

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どう思ったって…。

うろ覚えのオフィスの雰囲気や人の顔を思い浮かべてみた。



私｢男性が、多いですよね…。｣




松田｢うんうん！

女性の営業は、2人しかいないもんね。

それもだいぶ年齢上だし。


他には!?｣



ほ、ほか？



私｢活気があって…いい雰囲気ですね。｣


また、うんうんと頷き、他にはと聞き返す。




松田さんが、どんな答えを求めているのか分からない。





私｢ごめんなさい…。


自分のことでいっぱいいっぱいであまりまだ周りを把握できてなくて…。｣






松田｢イケメンが多いって思わなかった!?｣



私｢イケメン…｣




そう言われた私は、再度挨拶周りをした時の人の顔を思い出してみた。



言われてみれば、確かに…。

他の部署に比べれば若い男性は目立ったように思う…。





松田｢うちの営業部、

イケメンが多いっていうので有名でさ!!

他部署では、うちの事務に異動したいって女の子がうじゃうじゃいるんだから！

それに、先方が訪問してくる時とか女性の営業の比率が高いのなんのって。

差し入れなんかも多いんだよ！｣


松田さんは、かなり興奮気味に話を続ける。


松田｢それもあってなかなか事務も人が足りてないけど、

異動は戦争になっちゃうしぃ、

で今回ついに御局様、あ、御局様って言うのは中井さんのこと。

裏ではそう呼ばれてるんだ。｣


今、彼女の口から出た中井さんという名前は営業事務のリーダーの方で、私の教育係。

見た感じその方が事務の中では、最年長らしい。





松田｢御局様が、そろそろ人を入れてもらわないと無理！

って吠えたんだよね。


で、採用されたのが、雪本さんって訳。｣




私｢そ、そうだったんですね…。｣




お待たせしましたという言葉と共に店員さんが私達の定食を運んできた。

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