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緊急参戦 ページ13
「A、お前入れ。」
貴「は！」
「そうだな、いい刺激になんだろ。」
烏養さんと猫又監督は2人で、私ににじり寄ってくる。
貴「ハンデあげてくださいね…。」
ジャージを脱いでコートに入ると、音駒高校は驚いた顔で私を見つめる
「Aサン、マジでやるんですか？ネット届きます？」
真剣に聞いてくる黒尾くんに心底腹を立てる。
貴「逃げるなら、今だよ。」
黒尾くんは、軽く笑ってポジションに戻っていく
私のサーブからのローテーションで1セットだけという条件でのんだ。
試合開始のホイッスルがなる
ボールを手に持って深呼吸をする
大きく息を吸って
貴「音駒ー！エンドラインいっぱいに下がってー！！」
「「？」」
音駒チームは全員頭の上にハテナマークを浮かべているのが分かる
体育館ギリギリまで下がる
ボールをおでこにくっつける
うん、いい感じ
キュッ
バシンッ
ピッ
エンドラインギリギリ、レシーバーの合間をぬったボール
サービスエースを知らせる笛が鳴った
「…おいおい、嘘だろ…」
「こりゃあ、大鬼に大砲だな！」
黒尾くんと猫又監督は呟いた。
貴「さぁ！試合しよう！！」
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作者名：ちなつん | 作成日時：2022年4月29日 18時
