評価 ページ2
貴「「「集合！！」」」
「「「お願いします！！」」」
貴「集合ありがとう！練習見ました。今からガンガン心をへし折っていきます。アドバイスは練習しながら言ってくね！」
サーブ練は……と早口で名前を呼んでいく。
あらかじめ見ていた中での足りない部分を徹底的に練習させる。
無理強いは逆効果、やるんだってヤツのほうが成長が早い。
そこも含めて編成していく
貴「よし！それぞれ練習に移って！サーブ練の所から回るよ！」
貪欲な目をした雛烏達が動き出した。
貴「サーブ練チーム！よろしく！」
「「「お願いします！」」」
貴「まず、君達に足りないのは圧倒的な挑戦的思考
サーバーの位置に立った時にミスのことを考える君達。
まずそこから意識していこう。」
メンバーの東峰、山口は特に目を見開いた。
なんで。
そんな言葉がひしひし伝わる目力だ。
わかるよ。
貴「バレーの中で唯一ブロックができない攻撃。
__________それがサーブ。」
ボールを片手に持って、もう片手で地面へ打ち付ける。
貴「スパイクもそうだけど肩の柔らかさからくる腕のしなりで力を出す。それは速さにつながる。
もう一個は、"無回転"。ただこれは飼い慣らさないと、時に主に歯向かう猛獣になる。
どちらを磨くか、はたまたどちらも取るか…。それは任せる。やりたいヤツを選んで。自分がなりたい選手はどういう選手か考えるといいよ。」
その後は、なるだけ今の本気のサーブを打ってもらう。
私はサーブレシーブをして、威力等の確認をする。
貴「よし。みんなとりあえずはクセが抜けたね。
これで変なコースには行かないよ。後は力加減。
次から変なことしたら、すぐ怒鳴るよ。嫌なら実行！
はい！練習！」
「嵐のようだったな…。」
「ちゃんと砕けて話してくれるの、とても分かりやすかったです…」
東峰と山口は開いた方が閉じなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちなつん | 作成日時：2022年4月29日 18時
