＊目眩、クラクラと＊ ページ10
・
あまりにも近すぎて。
イェソンさんが
背後から
私を抱きしめている姿を想像しただけで
目眩と熱が出そう……………
どうにかして逃げたくて
私は近くにあったグラスを掴み
一気飲みした。
それが
アルコールだと気づいたのは
もっと後のこと………………
・
・
「ね、どうするの？このお嬢さん。」
YS「どーすっかな(笑)」
「何か、趣味変わった〜？
こんな地味系なんて意外なんだけど(笑)」
YS「別にいいだろ。
なぁ、タクシー呼んでくれ。」
「わかったわよ。」
・
・
喉の渇きで目が覚めて
水を飲みたくて起き上がると
一瞬で
ここが自分の部屋じゃないことに気付く。
ここ、どこ……………？
ゆっくり
辺りを見渡すと
壁もベットもソファーも違う……………
私…………何で？
YS「目、覚めたか？」
ハスキーな声。
煙草の香り。
振り返ると
大きな窓に凭れる
イェソンさんがいた。
真っ白なバスローブに
濡れた髪。
手には缶ビール
反対の手には煙草。
YS「バカか。
アルコール一気飲みなんて。」
「私……………？」
YS「死にたいのか。」
「すみません…………」
急に立ち上がり
近くに来るから
怖くて身構えると
イェソンさんは私を視界にも入れず
テーブルの上の水を持って来てくれた。
ちゃんと蓋を開けてくれるなんて
優しい…………
ゴクゴクと。
渇いた喉は水を欲しがり
半分ほど飲むと
ようやく体が落ち着いた。
「すみません、ありがとうございました。」
少しだけ
寒さを感じたのは
服を着ていなかったから。
「あの…………」
慌てて布団を被った私に気付いたのか
YS「まだ何にもしてないけど？」
「まだ………？」
YS「そう。これから。」
イェソンさんは、
煙草を消して
最後の煙を吐き出して
躊躇いもなく
私に覆い被さった。
「………っ、て、」
この状況についていけない私。
必死で抵抗するけど
男性の力には敵うはずなくて。
首筋に生暖かい舌が触れて
耳に息を吹き込まれたら
力なんて抜けてしまって
完全に降参状態。
YS「可愛い(笑)」
笑ったかと思えば
私の唇を塞ぎ舌を絡めてくる。
私は息継ぎすらできなくて
苦しんでいると
ようやく唇を離し
肩に置いた手が
下着に手をかけて
器用に脱がし始めた。
慣れてる………………
こんなに簡単に
私を一番恥ずかしい姿にするんだから。
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向日葵(プロフ) - りんさん» ホントですよね〜好きと不安の微妙なバランスが恋愛なんです(>_<) (2021年12月4日 11時) (
レス) id: 5445ef19cb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 不安な分好きが募りますね＾＾ (2021年11月12日 11時) (レス) @page22 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ふぁとまさん» お久しぶりです(*^_^*)またお付き合いよろしくお願いします♪ふぁとまさんをドキドキさせたいです！ (2020年11月17日 12時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
ふぁとま(プロフ) - 向日葵さん〜再開ありがトンです。また兄さんにドキドキしちゃいたい。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: a49c2de03c (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)久しぶりに再開しました！またお付き合いをお願いします♪ (2020年11月15日 13時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2019年9月7日 18時
