＊まさかの再会＊ ページ8
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定時少し前。
今日の仕事もようやく終わり
溜め息を一つ。
座りっぱなしの体は固まってしまって
気晴らしに給湯室に向かう。
コーヒーメーカーを洗い
明日の準備をしていると
「おっ、ここにいたか。
これ、お前に。
気に入るかわからないけど。」
給湯室に現れたのは
上司の佐伯さん。
差し出された袋には
ハンドクリームと
ワッフルが入っていた。
「わぁ、すみません。
ワッフル……………？」
「あぁ。下のカフェに猫みたいな店員いるだろ？彼から勧められたんだ。」
「猫………？」
「髪が金髪で女みたいに可愛いやつ。」
「あ…………リョウクくんかな？」
「可愛いって得だよな〜(笑)」
ほんのり温かいワッフルの匂いが
幸せにしてくれる。
「ありがとうございます。
お腹が空いたので遠慮なく頂きますね(笑)」
私は机回りだけ確認して
一足先に会社を後にした。
入り口横のカフェ。
RW「あっ、Aさん！」
私に気付いて手を振るリョウクくん
「今日は遅番？」
RW「そ。ラストまで。
Aさんはもう帰るの？」
「うん。お先に帰るね。」
笑い合って
手を振って帰ろうとした瞬間、
私の視線の先に見えたのは…………………
────イェソンさんだった。
「え……………？」
私はあまりの衝撃に
身体中がフリーズして固まってしまった。
席を立ち上がった
イェソンさんの全身姿は
華奢で綺麗で。
ふんわり香る匂い
口を開いたかと思えば
YS「おせーな。行くぞ。」
それだけだった………………。
振り返ることすらしない背中を
追いかけて早歩きでついていく私。
「ちょ、っとっ、ま、ってっ、、、」
頭がついていかない。
何で、イェソンさんがいるのか。
そして、私はどこに行くのか。
YS「飲みに行くって言っただろ。」
「え？それって今日だったんですか！？」
YS「だったら？」
無駄な言葉がないってことは
説明もなくて。
とにかく、この人は危険。
あまり、深入りしたくない…………………
ぐちゃぐちゃな頭の中を空っぽにして
溜め息を一つ。
YS「幸せ逃げるぞ？」
ニヤリと笑うその顔。
私の反応を楽しんでる………………
この間の店ではなく
連れて来られたのは
ビリヤードバー。
YS「ここ、女もいるから。」
イェソンさんの言う女って………………？
私には疑問ばかりだった。
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向日葵(プロフ) - りんさん» ホントですよね〜好きと不安の微妙なバランスが恋愛なんです(>_<) (2021年12月4日 11時) (
レス) id: 5445ef19cb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 不安な分好きが募りますね＾＾ (2021年11月12日 11時) (レス) @page22 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ふぁとまさん» お久しぶりです(*^_^*)またお付き合いよろしくお願いします♪ふぁとまさんをドキドキさせたいです！ (2020年11月17日 12時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
ふぁとま(プロフ) - 向日葵さん〜再開ありがトンです。また兄さんにドキドキしちゃいたい。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: a49c2de03c (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)久しぶりに再開しました！またお付き合いをお願いします♪ (2020年11月15日 13時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2019年9月7日 18時
