＊私だけ見て＊ ページ22
・
朝方
ほんのりと体温の上昇を感じたのは
イェソンさんと抱き合っていたから。
気付いたら
お互いに身に纏うものすらなく
肌が重なる密着感がどれだけ嬉しいか。
今は
うん、今だけは
私だけのイェソンさん＿＿＿＿＿＿
首筋にキツく
唇を押し当てる。
キスマークなんて絶対に付けない
だけど
吸血鬼のように
イェソンさんの体温や香りを奪いたくなる
YS「なに？俺、、殺されんの(笑)」
目を覚ましたイェソンさんは
ニヤリと笑って
私に覆い被さる。
YS「殺される前に防御だな」
フッと笑って
強く強く唇が重なり
息苦しさが段々と慣れてきたのは
その唇が離れたから。
イェソンさんの唇、手。
自由自在に動き回り
私の身体の全てに魔法をかけていく。
「…………ッ、、、」
その瞬間だけは
怖さと快楽が一緒に襲う。
「やっ、、、ダメ…………」
最後の波が押し寄せた瞬間
私は深い海に溺れた…………………
溺れるのは本望。
それはイェソンさんだから。
離れたくない一心でしがみつく。
ほんの僅かなワガママ
それくらいいいでしょ？
見上げた先にイェソンさんの目。
目が合うと逸らせることなんて出来なくて
困った私はまた唇を重ねる。
朝から濃厚な時間を過ごすと
時間が過ぎるのが恨めしくなる。
帰らないで
このまま側にいて………………
私だって
ワガママ言いたいよ。
独占欲ほど
みっともないものはないけど
イェソンさんだから
自分がコントロール出来なくなる。
溺れたら
手を差し伸べてくれるのかな………………
もう苦しくて苦しくて。
だから
恋なんて嫌い。
溺れたら
私は泡になる……………
人魚姫みたいに
助けてくれるハズがないから…………………
だったら
このまま消えてしまいたい。
願わくば
あなたと一緒に…………。
そんな馬鹿げた願い
それすら許されないのかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵(プロフ) - りんさん» ホントですよね〜好きと不安の微妙なバランスが恋愛なんです(>_<) (2021年12月4日 11時) (
レス) id: 5445ef19cb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 不安な分好きが募りますね＾＾ (2021年11月12日 11時) (レス) @page22 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ふぁとまさん» お久しぶりです(*^_^*)またお付き合いよろしくお願いします♪ふぁとまさんをドキドキさせたいです！ (2020年11月17日 12時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
ふぁとま(プロフ) - 向日葵さん〜再開ありがトンです。また兄さんにドキドキしちゃいたい。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: a49c2de03c (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)久しぶりに再開しました！またお付き合いをお願いします♪ (2020年11月15日 13時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2019年9月7日 18時
