＊この感情が意味するもの＊ ページ13
・
「さすがにキャパオーバーね。
真面目な恋愛しかしてないAには
ハードル高すぎだわ(笑)」
葉月は私の話を聞いて
軽蔑するわけでも驚くわけでもなく
淡々と言葉を続ける。
「で、どうだった？」
「え？何が？」
「何が？って…………
体の相性よ。
よかった？(笑)」
そう言われて
あの日の夜を思い出す。
と、同時に全身が熱くなる………………
「まぁ、慣れてそうだよね。
Aみたいなタイプは
絶対に相手にしなさそうだもん。」
「じゃあっ、、なんで、私、、、だったの？」
急にムキになった私に
クスクス笑って
「それは……Aだからじゃない？」
「わかんない……………」
「こういうことって頭で考えちゃダメ。
たまたま出会って
雰囲気が良くなって
自然の流れでそうなっただけ。」
「会って２回目なのに？」
「だから回数じゃないんだってば〜」
葉月は
私のおでこを人差し指でつついて
「ムダに考えない！
これを機に付き合ったら？
フリーなんでしょ？」
確か。
フリーって。。。
「まぁ、でもさ、
Aが大人になって嬉しいわ(笑)」
葉月には大したことじゃないのかな。
あの日の話は
もう封印しよう⎯⎯⎯⎯
私には
危険すぎる人だから………………………
・
・
RW「あっ、Aさん。
ん？なに？何かあった？」
「え？なに？何で？」
RW「ヘンに色気が出た！
ふーん、男でもできた？」
私の顔をじっと見つめながら
まるで心理テストをしているかのように
私の反応を楽しむリョウクくんに
「やだ、何にもないってば(笑)」
私の返事に不満なのか
カフェラテのカップに
「キスマーク、ついてるよ？」
と書いてあるから
慌てる私に
RW「うわっ、あやしい〜！」
とウインクしてヒラヒラ手を振る。
やられた………………
何よ、キスマークって、、、
だけど
こんなことに
大袈裟に反応する自分が情けなくなる。
あれから
全く連絡すら来なくなった。
やっぱり遊びだったんだ…………………
だよね。
当たり前だよね。
見上げた空には
雨雲がゆっくり動いていた。
オレンジの空に
グレーの雲が合わさる。
今日は寄り道せず帰ろう…………………
携帯をカバンに入れて
歩き出した。
メールが届いたことにも気付かずに………………
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向日葵(プロフ) - りんさん» ホントですよね〜好きと不安の微妙なバランスが恋愛なんです(>_<) (2021年12月4日 11時) (
レス) id: 5445ef19cb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 不安な分好きが募りますね＾＾ (2021年11月12日 11時) (レス) @page22 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ふぁとまさん» お久しぶりです(*^_^*)またお付き合いよろしくお願いします♪ふぁとまさんをドキドキさせたいです！ (2020年11月17日 12時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
ふぁとま(プロフ) - 向日葵さん〜再開ありがトンです。また兄さんにドキドキしちゃいたい。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: a49c2de03c (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)久しぶりに再開しました！またお付き合いをお願いします♪ (2020年11月15日 13時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2019年9月7日 18時
