＊触れる唇、移る体温＊ ページ11
・
沈んだベット
ゆらゆらと揺れる私の目が
捉えたのは
私を見下ろすイェソンさんだった……………
アルコールが回った体には
理性も制御も不可能で。
私に密着する
イェソンさんの肌に
ただ怖くて戸惑うだけ。
YS「初めて？」
ゆっくり首を横に振ると
YS「……に、近い感じか？」
何だか見透かされているみたいで
悔しくて
私は返事もせずに無視をした。
ゆっくり触れる唇が
首筋から鎖骨へ。
辿り着いたのは耳。
ザラリとした舌が
耳を必要以上に攻めてくる。
その音が
その行為に
反応する私が
恥ずかしくて
ギュッと目を閉じた。
耳元の吐息から
アルコールの匂いを感じ
耳の中を擽る舌から
体温を感じ
身体中が熱くなるのがわかる…………………。
ギュッと閉じた目と手。
それを知ってか
こじ開けるように
深いキスが
突然始まって
息苦しくて
胸を叩いて拒否するのに
その手を掴まれ
ビックリしてた目を開けると
YS「目、瞑ってたらつまんないんだけど」
そう言って
私の目をじっと見つめるから
閉じるタイミングを失ってしまった……………
YS「何？気持ちいいの？」
火照った体を
ゆっくりイェソンさんの手が
軽いタッチで往復していく。
擽ったくて
体が熱くなるような
痺れるような緊張感が
神経を刺激する。
ゆっくりと止まった手は
胸元へ。
まるで子どもが
新しいおもちゃで遊ぶみたいに
掌、指で弄ぶ。
「っ、、、んっ、」
小さく漏れた声に
ニヤリと笑ったイェソンさんは
次は唇と舌を這わせてきた…………………
生暖かい舌が
絶妙なリズムと力で攻めてくるから
私の口からも吐息が漏れる。
気付けば
イェソンさんの肩に
手を添えて
無意味な抵抗をするけれど
全く意味がなくて。
ゆっくりお腹から降りた手が
触れた場所。
ビックリするくらい
緊張して体が跳ねる。
あっさりと下着を外され
気を取られていると
躊躇いもなく指が差し込まれる。
痛み、気持ち良さより
恥ずかしくて。
私は肩に置いた手に力を入れた。
「ｯ、、、ｯあ、、」
声なんてガマンできない。
ただ、ただ、
イェソンさんに溺れそうで
怖くて怖くて
だけど
体は正直で。
私は、その先を求めていた……………………
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵(プロフ) - りんさん» ホントですよね〜好きと不安の微妙なバランスが恋愛なんです(>_<) (2021年12月4日 11時) (
レス) id: 5445ef19cb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 不安な分好きが募りますね＾＾ (2021年11月12日 11時) (レス) @page22 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ふぁとまさん» お久しぶりです(*^_^*)またお付き合いよろしくお願いします♪ふぁとまさんをドキドキさせたいです！ (2020年11月17日 12時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
ふぁとま(プロフ) - 向日葵さん〜再開ありがトンです。また兄さんにドキドキしちゃいたい。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: a49c2de03c (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)久しぶりに再開しました！またお付き合いをお願いします♪ (2020年11月15日 13時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2019年9月7日 18時
