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ｲｪｿﾝは近くのホテルのバーに
私を連れて行くと
YS「ここで好きなだけ飲め。
酔い潰れたら介抱してやるから。」
私の隣に座り
ネクタイを緩め
ふぅ、、、と溜め息を溢した。
YS「お前に会いたかった。
会えないと思うと会いたくて仕方がなかった。」
「今更、何？
私たち、、、別れたの。
聞き分けのない子どもみたいなこと言わないで」
あまりにも突拍子のないことを言うから
カクテルを飲むことすら忘れ
もて余した手はカバンを掴んだ。
「帰る。じゃあね。」
さっきまでふらついていた足元は
今のｲｪｿﾝの言葉で酔いも冷めて
しっかりと床を踏んで
背中を向けた。
YS「待てよ、まだ話が終わってない。」
ｲｪｿﾝに手首を掴まれ
もう一度、椅子に座らされた。
YS「リノ………やり直そう。
もう一度だけ。
俺にはお前しかいないんだ。」
「…………イヤって言ったら？」
YS「ずっと言い続ける。
明日も明後日も………ずっと。」
「しつこい男はキライなの」
YS「それでも言い続ける。」
「ｲｪｿﾝなんか大キライ…………」
YS「知ってる。
俺も自分がキライだ。
お前を泣かすことしかできないから。」
私の涙を遠慮がちに拭って
もう一度、私の手を握り
そっとバーから出た。
そのままエレベーターに乗り込むと
数階下で扉が開いた。
ふかふかの絨毯が敷いてある廊下を
黙って歩くと
ある部屋の前で立ち止まる。
スーツのポケットから鍵を取り出すと
扉を開けて私を部屋に招き入れた。
オレンジ色のルームライトが灯り
カーテンをそっと開けると
窓から見えたのは夜景だった。
「キレイ…………………」
さっきまで怒っていたのに
夜景を前にすると
その感情すらすっかり忘れて
キラキラ光る夜景に釘付けになった。
YS「そんなに喜んでもらえると嬉しい(笑)」
私の横に立つｲｪｿﾝ。
こんなに身長が変わらなかった…………？
あっ、、、ヒールを履いているからか。
私はヒールを脱ぎ捨てると
ｲｪｿﾝより低くなった自分に
ほんの少しだけ安心した。
いつもの私。
いつも見てきたｲｪｿﾝ。
靴を脱ぎ捨てた私に
YS「ちゃんと揃えろよ」
私のヒールをきちんと並べて
私の前に歩み寄ると
YS「リノ…………」
反則。
この低い声…………
耳元に響くから身震いをしてしまう。
いつものキスの始まり。
優しく唇を重ね、唇を舐め
舌を差し込んできた………
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向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、続編を公開しました。よかったら読みに来て下さいね(*^▽^*) (2018年10月31日 5時) (
レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ウホホッ？ザワザワ楽しみです。(*≧∀≦*) (2018年10月22日 5時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、いつも温かいコメントをありがとうございます(*≧∀≦*)少しずつですが下書きを始めたので公開したら読みに来て下さいね。 (2018年7月28日 4時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとう(*≧∀≦*)ざわざわ、ワクワク、ドキドキ、わーい、歳がいもなく、興奮してます。リョウクの過去…気になる非常に(-.-)y-., o O (2018年7月25日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*≧∀≦*)ありがたいお言葉に続編に繋げますね！公開までしばらくお待ち下さい♪ (2018年7月25日 6時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年11月14日 6時
