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泣き腫らした目をメガネで隠しても
すぐにバレるもの。
「何か………ありました？
すっごく、どよんだ空気が流れてますけど。」
ツンツンとつつかれるけど
何も話したくなくて。
「もしかして………Rさん絡み？」
「別に。何もないよ。
ほらっ、仕事！」
私はひたすらパソコンに集中して
入力を続けた。
閉店間際。
ラストのお客様が駆け込んできた。
「Aさん、接客のヘルプお願いします！」
同僚に呼ばれ
カウンターの番号が点滅している場所に向かう。
「いらっしゃいませ。
用件をお伺い………えっ、、、」
視線を上げた先。
目の前にいたのは………Rさん。
「ご、用件、は………」
「あなたに会いに来ました。
オレンジさん？じゃなくってAさん？」
どうしていいかわからず
黙ったまま唇を噛みしめていると
「仕事が終わったら、ここに来て。
逃げるのはナシだからね。」
差し出された名刺には
カフェの地図。
私は重い足取りでカフェに向かった。
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カフェの扉を開けると
一番奥の席に座るRさんの姿が目に入った。
ゆっくり近づくと
「お疲れさま。座って？
コーヒーとパンケーキでいいかな？
ここのパンケーキ、絶品だから(笑)」
Rさんが注文してくれて。
届くまでの沈黙に耐えきれなくて
「すみませんでしたっ、、、
騙して………ごめんなさいっ、、、」
私はRさんの顔も見ることができず
机におでこが当たるくらい頭を下げた。
「何が？
別に何も言ってないけど？
それとも…………やましいことでもあった？」
俯けば
ただ涙が溢れて
スカートに落ちる涙の滴。
「とりあえず食べよ？
運ばれてから口に入れるタイミングが大切なんだから。」
フワフワのパンケーキ。
バターとクリームが合わさって溶け合う。
でも味なんてわからない。
「もうネタばらししよっか。
オレンジさん？って言うかAヌナ。」
初めて呼ばれたヌナの響きに驚いて
Rさんを見ると
「僕はﾘｮｳｸ。だからRって名乗ってるの。」
「私は……Aです。
オレンジはあの日オレンジのカーディガンを着ていたから………」
「何それ(笑)」
そう笑って
「ずっと前から気づいてたよ。
ヌナからの誤送信メールでハッキリと確信したけどね(笑)」
えっ………バレてた？
体の力が抜けて放心状態の私に
「友だちから始めよっか」
優しい言葉をくれた。
友だちから始まる恋も悪くない＿＿＿＿
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向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、続編を公開しました。よかったら読みに来て下さいね(*^▽^*) (2018年10月31日 5時) (
レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ウホホッ？ザワザワ楽しみです。(*≧∀≦*) (2018年10月22日 5時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、いつも温かいコメントをありがとうございます(*≧∀≦*)少しずつですが下書きを始めたので公開したら読みに来て下さいね。 (2018年7月28日 4時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとう(*≧∀≦*)ざわざわ、ワクワク、ドキドキ、わーい、歳がいもなく、興奮してます。リョウクの過去…気になる非常に(-.-)y-., o O (2018年7月25日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*≧∀≦*)ありがたいお言葉に続編に繋げますね！公開までしばらくお待ち下さい♪ (2018年7月25日 6時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年11月14日 6時
