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・
カーテンを開くと
眩しすぎるくらいの日差しに
ゆっくり背伸びをして
階段を下りる。
一階は店舗。
………そう、我が家は小さな花屋をしていて
両親が亡くなって
一人娘の私がこの店を引き継いだ。
小さな小さな花屋
新規のお客様より常連さんのみの
ひっそりしたお店。
市場に買い出し
店舗の掃除
両親の写真に手を合わせ
3つ並べたコーヒーカップ
そのうち１つが私。
花柄の色違いのカップは両親が愛用していた
大切な形見。
「よしっ、今日も頑張ろう！
お父さん、お母さん、行ってきます！」
開店5分前。
ラジオから流れる軽快な曲
今日も笑顔でお客様を迎える朝⎯⎯⎯⎯⎯⎯
・
・
「Aちゃん、おはよう〜
これ、昨日の残りで作った炒飯。
味には自信あるから食べてよ。」
「あっ、いらっしゃいませ。
いつもありがとうございます！
シンドンさんの炒飯を食べたら
他の炒飯、食べられなくなりましたよ(笑)」
SD「でしょ？これ、作戦だから(笑)」
斜め前にオープンした
オシャレな中華料理屋さんの店長をしている
シンドンさん。
髪色がコロコロ変わり
一見、店長には見えない風貌だけど
料理の腕前はピカイチ！
私も常連客の一人だったりする。
⎯⎯女性が一人でも気軽に入れる店。
だからか、店舗の内装もオシャレで
我が家の花も飾ってくれている。
SD「今日はさ、
マダムのバースデーなんだよね。
俺、最上級のオードブルとサプライズで
花束を渡そうと思ってさ。
で、１つお願いできる？」
「もちろんです！喜んでっ！
えっと……おいくつぐらいの方ですか？
好きな色とかありますか？」
SD「年齢は一生は非公開(笑)
好きな色はゴールド！」
年齢はわからないけど………と言いつつ
写真を見せてくれた。
品があって
更にオーラがある感じの女性。
ラッピングにゴールドを使い
花束は明るい色味の物を選んだ。
「はい、できました！
喜んで頂けると嬉しいですけど………」
SD「さっすがだなー。
ありがとね、よし、昼に向けてラストスパートしてくるよ。じゃあね〜」
とびっきりの笑顔で店を出ていく。
シンドンさんの気持ちが伝わるといいなぁ…………
シンドンさんの背中を見送り振り返ると
スーツに身を纏った先輩が立っていた⎯⎯⎯
「先輩………？」
「……久しぶりだな、元気だった？」
店先のベンチに座ると
あの頃の思い出が蘇ってきた。
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向日葵(プロフ) - やーさんさん» いつも温かいお言葉ありがとうございます(*^_^*)完結するなら全員で幸せな結末にしたくて書きました♪楽しんで頂けたら嬉しいです！これからもどうぞお付き合い下さいね(*^ー^)ノ♪ (2019年7月22日 13時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - こんにちは。久しぶりにお話しを読む時間ができて。一気に楽しませていただきました〜(*^-^*)SJの和気あいあいとした楽しい雰囲気を感じられて嬉しかったです！ギュの帰還の時の感激もよみがえりました！いつも素敵な作品をありがとうございます(*^▽^*) (2019年7月19日 10時) (レス) id: 35f5208f21 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» わぁ〜嬉しいお言葉｡:+((*´艸`))+:｡いつもありがとうございます☆感謝です(*^_^*) (2019年7月14日 7時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとうございます。ほのぼのしました。うんやっぱSJは、こうじゃなきゃ(o^^o) (2019年7月14日 6時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» やっぱりSJは、こうでなくちゃ！(笑)そんな思いを込めて書きました(*^_^*)伝わるといいな♪ (2019年7月14日 6時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年5月1日 18時
